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23.3.21全体相場の展望 中国の停戦仲裁&米欧金融リスク余波

中国の外交活動(宇露戦争の停戦仲裁)

 3/20-22 中国は宇露間の停戦交渉に乗り出しています。
 米国に代わる平和仲裁者を見据えた新たな対米政策になります。
 先の中国によるサウジアラビアとイランとの間の国交回復に向けた合意案の締結は米国の中東オイルマネーの交渉力の低下に繋がりハイデン政権の痛手です。
 停戦仲裁はロシア寄りの交渉が危惧されますが、停戦に伴う様々なリスク回避(核兵器&食糧不足)の恩恵は大きく注目されます。

米欧の金融リスク余波

 米欧発の銀行の経営不安は政府&中銀の火消しで収まりつつありますが、SNSを介して情報が錯綜しています。2008年のリーマンショックによると金融リスクの顕在化から半年後に本格的な株価急落が起こりました。8月下旬の米ジャクソンホールでのパウエル氏の発言が注視されます。
 ECBは利上げ優先の利上げを決断しました。3/22(27時)FOMCパウエル会見が利上げ継続となればGAFAMの急落を招き株価の支えを失うおそれがあります。

日米欧の相場サイクル

 日米欧は相場サイクルの過渡期にいます。
金利&インフレの狭間でサイクルが右往左往しています。

 米欧:逆業績相場→金融緩和
 日本:逆金融相場→逆業績相場

 日本株の展望はボックス相場(26,000〜29,000)と相場サイクル(逆金融相場入り)を踏まえると下抜けの可能性が高いです。
 今期(23.3)より来期(24.3)の好業績を重要視し、トップの質&ビジョンとともに先行投資(人財:賃上げ&ROE↑)株主還元(配当増&自社株)を両輪として持続的な成長と投資家へのアピールを達成できる銘柄を見出していきます。

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