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24.8.3相場転換 底入れ待ち 決算シーズンに有望株(稼ぐ力とインフレ&円高耐性)探索

相場転換 時流に乗る新たな牽引役探し

 金融相場が日銀の利上げに伴い終わります。相場サイクルは業績相場↔️逆金融相場の狭間へシフトします。

日銀の利上げに伴い相場サイクルが転換

 金融業は利上げの恩恵(利息=増益)を追い風に好業績が期待されます。一方で新興企業や外需企業は先行投資(=借金増)を渋り成長性の鈍化を危惧させます。これまでインフレはお金を目減りさせるため企業の利益は株主還元と先行投資へ振り向けられていました。特に2024年上半期は企業の株主還元(配当/自社株買い)を好感した株高を達成しました。下半期は稼ぐ力が株高を維持させます。政策保有株の売却益を人的資本(賃上げ)と先行投資(研究/工場)に注ぎ込み、持続的な成長に邁進する企業が躍進します。
 8月決算シーズンを通して稼ぐ力を有する企業のうち円安とインフレ双方の耐性を要件に絞り込み、買い時をウォッチしていけたらと思います。

米国 景気後退 サーム・ルール発動

 米国の失業率はサーム・ルール(*)を満たし、景気後退を示唆しました。FRBは物価と雇用の安定を担います。8/14CPIがインフレ抑制を示せば一安心、8/24ジャクソンホールでの利下げ宣言のシナリオが近づきます。狭間に日本の決算シーズンの結果が判明します。8/15迄の決算総評が上振れていれば株価の反転が期待され買い場が生まれます。

(*)サーム・ルールとは?
過去と直近の失業率の差0.5超えは景気後退を示唆
【直近3ヶ月】ー【過去1年の最低値】> 0.5 今回の事例:4.13ー3.6 = 0.53 > 0.5

中東紛争 イスラエルに米国介入 防衛支援

 米国はイラン、ハマス、ヒスボラの報復宣言を危惧してイスラエルの防衛支援に動きます。中東外交に失敗したバイデンにとって汚名返上し、ハリスへアドバンテージを託せるか注目です。11/5大統領選にも影響します。

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