見出し画像

24.1.31日本景気減速 米中は堅調の見通し

IMF世界経済見通し 日本 下方修正

 1/31IMFが世界経済見通しを公表しました。
2024年の世界経済はポジティブな見解、ソフトランディングの見通しとの事です。
 懸念は日本の景気悪化です。コロナ後のリベンジ消費&供給網の正常化に伴う挽回生産などの経済の牽引力が、24年以降に一服し、反動減が見込まれています。

日本 鉱工業生産指数 悪化

 12月鉱工業生産指数が前回より改善したものの、予想値より悪化しています。

12月 鉱工業生産指数 予想値より悪化

 衛生用品、化粧品は好調、樹脂加工品向け(フェノール/アセトン)は不調です。

経産省HPより抜粋
https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/archive/kako/20240131_1.html

 背景にインバウンド向け商品の売上増が考えられます。ただし、中国のインバウンド効果が回復せず、3/19公表のJNTOのインバウンド数が売上増の持続性の目安になります。
 春節(2/10-17)が一つの節目になります。
なお本日(1/31)は約300社の決算がありました。日経平均株価の利益(=EPS)は下落、景気減速が否めません。

1/31 日経平均株価の利益(EPS)推移 下落

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?