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24.5.28持ち合い株 企業は売却益or自社株買いで株高期待

金融庁 持ち合い株の売却チェック強化

 ビッグモーターの事件により、大手損保が持ち合い株を問題視された事を発端に政策保有株の売却がフォーカスされました。金融庁は売却状況の滞りに懸念を示し、持ち合い株の開示要求を通して売却を加速させる目論見です。
 株の売却益を元手に先行投資する企業は持続的な成長を期待され投資家の買いを誘発します。一方で売却された企業側においても売却分の株を自社株買いで吸収すれば株主還元となり株高を期待できます。

8月決算シーズンの上振れ期待

 日本企業の上振れ期待が高まっています。特に市場予想によると化学(石化市況を除く)の上方修正が前年が悪いだけに有望視されています。今期決算(25.3)は円高を想定した慎重な業績予想でした。円安の長期化、持ち合い株の売却益、そして東証&アクティビストの要請に対応すべく資本効率を高めた収益性の高い事業モデルの構築を進めた結果、海外投資家の買越が継続しています。悪い円安が顕在化してますが外需への円安効果は否めません。稼ぐ力を高める取組を行い、先行投資&株主還元に積極的な企業は持続的な成長のある有望株です。

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