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23.7.22海外勢 買い越し再開 日銀緩和維持追い風

日本株を取り巻く環境変化

 日本株は以下4点の環境変化が確認されます。来週は各国中銀の利上げ方針に加えて日米の決算サプライズが絡み合う節目となる相場局面になりそうです。

①リバランスの終了(下落の底入れ)
②海外投資家の買い支え再開による持ち直し
③円安効果による株高期待
④日本経済の見通し悪化

①&②;リバランス&海外勢
 リバランスに伴う日本株の売却(値上がり分を比率調整)が一段落
し、7/14を境に株価も底入れしました。その後、上昇するもTSMCの業績不調を受けた半導体株の下落により日経平均株価も再び続落しています。幸い海外投資家の買い越しは再開しており一時的な調整とも受け取れます。

海外投資家 現物買い越し継続
7/14 底入れ後に半導体株の下落で続落

③;円安効果
 加えてG20中銀会合での植田日銀総裁のコメントにより金融緩和維持の意向が伝わり為替反転、円高→円安が再進行、急激に140円台まで戻しています。

円高から反転、円安へ再進行

④;日本経済の成長鈍化
日本経済の先行きが怪しくなっています。
今期(24.3)は堅調であるものの来期(25.3)はインフレ長期化&中国需要減を要因に成長鈍化が見込まれています。来週(7/25) IMF経済見通しが成長鈍化をリリースされた場合、日本株の下落を引き起こすおそれがあります。

7/25 さらなる日本株の下方修正を警戒

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