見出し画像

23.10.11景気ウォッチャー調査&IMF世界経済見通し 景気減速懸念

日本の景気悪化を懸念

 景気ウォッチャー調査によると3業種(小売/サービス/雇用)の見通しの悪化が大きいです。 
 小売&サービス関連ではコロナ再感染や値上げの節約思考&暖冬による冬物の個人消費の減少が危惧されるがインバウンド効果が上回り、秋の行楽〜年末商戦が期待されます。
 雇用関連では建設業は厳しいが秋のイベント〜年末商戦の求人数は多くシニア層の開拓が注力されています。

9月景気ウォッチャー調査
50割れで見通し悪化
インバウンド効果が予想以上に強い
懸念点はコロナ再感染&値上げ
景気ウォッチャー調査
https://www5.cao.go.jp/keizai3/2023/1010watcher/watcher1.pdf

23&24年のIMF世界経済見通し悪化

 アメリカ以外は景気悪化の見通しです。
特にEU&中国の下方修正が大きく世界景気を悪化させています。
 日本は堅調な見込みですが、24年1-3月の金融緩和の解除のタイミングが景気悪化の転換期になります。当面は春闘の賃上げが利上げの要件です。

IMF世界経済見通し
☞米国以外は悪化の見通し
https://www.imf.org/-/media/Files/Publications/WEO/2023/October/English/text.ashx

TOPIX低減(除外)銘柄の下落に警戒

 流通時価総額100億円未満の銘柄は四半期毎(1,4,7,10)にTOPIXの比率を減らされ25年1月にTOPIXから除外されます。概ねプライム市場→スタンダード市場へ変更した銘柄が該当します。
 今後、インデックス指数を介した買いの勢いが弱まります一時的な下落で収まる好業績の銘柄であれば買い時でもあります。

JPXサイト
TOPIXにおける段階的ウエイト低減銘柄一覧(2022年10月7日時点)
https://www.jpx.co.jp/markets/indices/topix/

 総じて2024年は各国の景気悪化を避けられず、外需株→内需株へシフトする事が想定されます。米長期金利の動向を踏まえて相場サイクルの変化をウォッチしつつ10月下旬からの決算チェックで有望株を見出していきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?