見出し画像

高梁市有漢町 石橋千賀良さん

自給自足との出会い

石橋さんが中学生の時、当時はリストラが多い時代だったためホームレスが多かった。
その中でテレビなどでホームレスが世の中で最低ラインの生き方と言われていた。
当時の石橋さんはホームレスたちも自分達で快適な家をすごく工夫して作って生活する姿を見て、
この人たちは多分これで楽しいだろうな
と思っていた。

そうなると
もし自分が仕事がなくなったり、お金が入ってこなかったりしてホームレスになったときに、どんなふうにすればいいか
を考えた結果、
自給自足をしよう、でも快適に自給自足をしたいという思いでスタートした。


自給自足をするための道のり

当時の石橋さんは、自給自足をするために必要なものは水と食料とエネルギーとちょっとのお金があったほうがいいかな、その中でも水と食料はなんとかなるけどエネルギーだけは人工物になるからエネルギーだけは自給したいと思い理系の大学へ。
大学で4年間勉強していた石橋さんは自分の思っている感じではないとその時感じた。
エネルギー効率を考えるとそれは自分でやることではないと考え、そうなるとエネルギーはなんとか別にすることに。

その当時の石橋さんは環境学も学んでいてその中で、
3F(食料、燃料、繊維)
を知り、これは昔から野山から取っていた。
このことを知った石橋さんは
これがあれば生きていけるからいいや
そう思い、そこから
じゃあしっかり農業を勉強しよう
と、大学を卒業してから千葉県に移って、有機農業をやっていた師匠のもとで有機農業の勉強を始めた。
でも石橋さんは自給自足をしたいと思っているので農業の中でも
自給自足ができる
スタンスの農業を勉強した。
作る野菜の中でも売るゾーンと、売らない自分が楽しむゾーンを作って楽しみながら生活していく中で石橋さんは、
農業を始めた瞬間に自給自足が成立している
ことに気付き、そこで
石橋さんの夢が叶っていた。


自給自足のその先に

このような生活をしていく中で石橋さんは、
食べ物を作るだけではなく、この感動を届けないとだめだ
そう感じた。
そのときに東京や銀座、六本木にある高級レストランのシェフたちからこういった野菜が欲しい、こういった野菜はないか、と声をかけてくれた。

当時の石橋さんは安くてお腹いっぱいになれるお店が大好きだった。
そのときに3万円くらいのコースを食べ、
大きいお皿に量の少ない料理…。
でもじっくり食べていき、シェフからのお話を聞くと、そのお皿の世界観がわかってきて、そうすると、
自分の野菜がこのお皿の中でどう役に立つのか
を考えたときに、石橋さんは、
あ、これが食べる喜びの部分だ
そう感じた。

人間が食べ物を食べるときに餌から食事に変わる瞬間っていうのは
ハッピーな気持ちがともわなければだめだ
と、今度はそこを追求していく石橋さんがそこにいた。


今回石橋さんのインタビューをして

自分のやりたいことに対して真剣に向き合い、どんどん進化させていく

ことの大切さをしれた。
ぜひ一度石橋さんの素敵な畑に行ってみてください。

https://www.instagram.com/hoohoo_ukan/



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?