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モンテビデオ 凶悪レタスとの死闘(のち敗北)

日本語には本来の意味は良いのにネガティブな意味で使われる言葉がある。

これもその一つだ。
「洗礼」

ウルグアイの首都、モンテビデオに来て2週間経った先週。
ホテル暮らしと毎日の語学学校にも慣れた。
語学学校のクラウディア先生にサザンの「Oh!クラウディア」を聞かせて喜ばせる余裕も出てきた。
ただ、毎日の食事は試行錯誤。物価の高いモンテビデオでは毎日外食するのもなんだし、何より肉とチーズばかりで野菜が摂れない。

仕方がないので自分で食材を買ってきて部屋で食べることにしていた。
火を使えないから、近所のスーパーで野菜を買ってきて塩とオリーブオイルでサラダにするのだが、これがなかなか旨い。

農業国ウルグアイの野菜は新鮮。
毎食たっぷり摂って、満足して、新たな野菜を購入して…
この日は新たにレタスを買った。

そして…腹痛が来た。

最初に胃に違和感。次に痛み。ベッドに横になる。安静にしてても胃が重くて痛い。

もちろんレタスは食べる前に水で十分に洗った。
確かに最初は水は黒かった(ここ大事)けど、透明になるまで洗った。

少し眠りに落ちて目が覚めると痛みは下に移っていた。
ヤバい。
ベッドからトイレに移動しようとすると貧血でふらついた。
その分、移動時間にロスが生じた。
トイレまでたどり着き、ズボンもパンツも下ろし…あと50センチ、あと20センチ、あと、あと10センチ…

~自主規制~

思えば社会人なりたての頃、プロ野球の海外キャンプ取材で到着直後に食べたサラダにあたり、現地の病院でカタコトの英語で症状を説明した。
子供が生まれたころには、旅行で行った石垣島で夕食後に腹痛が来て丸一日寝込んだ。

要は、弱いのだ。

JICAでも訓練中にこの手の注意はたくさん受けたのだが、こればっかりはどうしようもない。
幸いにしてトイレに行った後は回復し、翌日もほぼ普通に生活できた。
凶悪レタスはすぐにゴミ箱に捨てて、その後ビタミンは果物で摂っている。

海外で二年間生活するんだからいろいろあります。
これくらいのこと「洗礼」にも入らないんでしょうね。

【参考】
タイトルの元ネタはこちらです
Ai di Meola「スペイン高速 悪魔との死闘」

腹痛が来て以降のシーンに緩急含めハマりすぎてるので、
ぜひ再生しながら読んでください(笑)







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