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みんな可愛い!

「ままー将来整形したい‼︎」

これが、私の幼少期の口癖。

小学校の頃、毎日のように言っていた。

もちろん、母はその度に

「なんでする必要あるのよー」

と言ってくれる。

でも、クラスメートには

「うてな、可愛くないよね」

「髪もくるくるだし」

「服もダサい」

だから、自分の顔が好きじゃなっかた。
天然パーマなところとかも。

自分の見た目を取り巻くもの全部嫌い。

「周りの目なんて気にしなくて良い」なんて思えなかったし、

自分の評価は、相手がすべて決めるものだと思っていた。


だって私の成績も、なんかのオーディションだって


全部人からの評価で決められるものでしょ。


だから、みんながダサい、可愛くないと思ったら


それが、可愛くないってことでしょ?

これが私の幼少期の可愛いの定義。

周りの評価が全て。


中学生になって、小学生よりも

いろんなところに行く機会が増えて

初めてファッション雑誌のPopteenを買った

いろんな服、メイクが書いてあって、

そこに書かれていた

「メイクは可愛くなれる一番の近道」

私でも変われる、可愛くなれる!

そう思えた瞬間だった。

みんなの可愛いの定義に当てはまりたい!

私が変わるために見つけた初めての武器

それがメイクだった。


可愛いの定義

みんなが可愛いっていう、

“それ“に当てはまりたい。

そう思って頑張ってきた。

でも可愛いの定義って何?

可愛いと思ったら可愛い

エイリアンが可愛い

表情が明るい人が可愛い

浜辺美波が可愛い

人の数だけ可愛いの種類がある。

ブレが一番大きい

人によって違う

それに当てはまろうと知ること自体無理な話。

それに当てはまること自体不可能。

それに今まで気づかず、

みんなにとっての可愛いをつきとめてきた。

じゃあ、自分にとっての可愛いって何?

「みんなが可愛いって言ったもの」

人の可愛いの概念に囚われすぎて

自分の可愛いを忘れていたことに気づいた。

私の可愛いは

ハンギョドン

橋本環奈

カビゴン

ヤドン

チョコレートケーキ

ぬいぐるみ

たくさんある

全部可愛い

でも共通した可愛さってなくない?

ハンギョドンと橋本環奈の可愛さって全然違う

でもどっちも可愛い!

誰かの可愛いじゃない

自分の可愛いに自分が当てはまりたい!

メイクだって、服だって、髪型だって

自分の可愛いが一番だよね。

ってことは、みんな可愛いってことだよね?



「お母さんー!今日のメイクいいでしょ」

これが私の最近の口癖。
















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