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5つ目のあじ(ワイルドペッパー) 辛いことを忘れたくて、"ワイルド"になれる刺激を求めた

カフェKarenにて。
『味が増えたの?』
「うん。期間限定らしい」
『ってことはさ、これ間違いなく毎月増えるよね?』
「うん」
『・・・これ、終わらないんじゃ?』
「えっ?」
『えっ?』
「・・・」
『・・・』
「・・・あの、いつまで見つめ合うんだ?」
『もう、美人が見つめてあげたんだからもっと喜んでよー。』
普段真剣に仕事をする中で時折可愛いところを見せる。
でも最後には必ず仕事モードに戻る。
そんな咲凪らしさが垣間見えた瞬間だった。
可愛いと思いつつも、冷静に話を進める。

「はいはい。で、次どうすればいいかね。サッカー見に行くから流れ的に燃えよオニオン先に行くべきかな?」
『オニオンって前食べてるんじゃないの?だったら他じゃない?』
「答えが出ないなこれは・・・あ、そうだ!サッカー見に行くんだしその結果で決めようっと。はいこれコーヒー代、じゃあまたねー!」
即座にお釣りの出ない金額を渡して俺は店を出たのであった。

『ちょっと、私に相談してきた意味はー?!』

6月4日。
ルヴァンカッププレーオフステージ第1戦見に札幌ドームへ向かうのであった。
直前に、こんなメモを残した形で。

決してやりたいことが出来てたシーズンではない(9月時点では残留に王手って段階)
で、年間を振り返えるとこの頃が一番チームとしてヤバかった時期と言うか。
そしてよりにもよって対戦相手が当時最も強く、今シーズン最も飛躍したと言っても間違いではないサンフレッチェ広島だった。

今だから本音を言う。
この日ザーギー食えたら奇跡だと思ってたし、きつい試合になると覚悟を決めてた。

案の定、でした。
内容的にも完全に相手のプラン通りにされたと言うか・・・

最後の3点目でポッキリ折れた。
突破は絶望的だなと。(なお、1週間後のアウェー戦は1ー1 そのまま札幌敗退となった)

さっき書いた通りある意味この結果を予想してたんじゃないかなって。

とは言え、正直真っ直ぐ店行きたくなかった。
そこで俺が取った行動が、

風呂。


勿論良い風呂だったし、サウナはちょっと人が多かった。
ただ、試合結果変わらなかったな。
って言うか試合終了まで見届けてんのに風呂フラグ通じるわけがないだろと。

そんなこんなで新札幌ピロザンギに到着。
おーるばっく店長が残念そうな演技で一言
「ワイルドペッパーですね。」

とりあえずペッパー頼む前にお茶とお通し。


そして、1000文字近く書いておいてようやくザンギの登場だ。

書いてある通り、自分で順番決めてたら間違いなく最初に行ってたのがこれ。
ほんとね、これを食べるタイミングとしては完璧だったよ。
辛いことを忘れるには最適。

「緑茶、おかわりしますか?」
不思議な風貌の店員が話しかけてきた。
がっちゃん/GACCHAN
新札幌ピロザンギ店員。
「がっちゃん家シリーズ」で一発当てて大人気になるも、得たのは客からの人気だけで、逆にがっちゃん家の権利をピロスに抑えられているとか、いないとか。

ちょうどお客さんの谷間だったこともあり俺とおーるばっく店長、がっちゃんの3人で話は進む。

その他、こんな話をしていた。
ピロザンギカー6月限定フレーバー「がっちゃん家のナムル味」についてだった。


みんな、冷静に考えてみよう。
「がっちゃん家」を強調したところで、その場に居もしない人物だ。
彼らはこの月初めて滝川市や剣淵町を訪れるんだ。
そこでどういう反応が起きるかみんなわかるだろう?
みんなで一斉に言ってみよう。

せーの、

がっちゃんって、誰だよ?

地方行けば行くほどそうなるし、なんなら俺の地元でも同じ反応になるだろう。それでもこのプランを強行したピロス一団のギャンブル精神、いや強心臓ぶりは評価に値する。

そんな話をして帰宅。

ビールには確実に合う(ビール飲まないからわからんけど)

その夜のことだ。
「ピロザンギカー、明日は江別でサミットか。。。え、サミットっていうイベントなのにがっちゃんナムル味出すの?」
数時間前の自分の発言を思い出す。

「江別って自力で行ったこと無いんだよな。。。よし、行ってみるか!」(続く)

サクナ「次回の、おはなしはー?」
「勘のいい人ならどこに向かってるかわかるはず」
「こ、ここが江別か」
「サミットにがっちゃんの文字が」
「Tシャツが新しくなったんですよ!」

次回 6つ目のあじ チキンサミット会場で響く「がっちゃんって誰?!」の声
「のどかな雰囲気だ。」

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