家族のトリセツ

ドラマ、「俺の家の話」ならぬ、これは私の家の話である。

私の母親は79歳。要介護1。週2日通所リハビリと言う名のデイサービスに嫌々通っている。4年前に坐骨神経痛が酷くなり、歩くのもままならない状態が1年以上続き、その結果今はETのような歩行姿になっている。痛みは背骨の手術後、全くなくなったとのこと。昔の家の長男の長女として生まれ、周りからチヤホヤされて育ったため、周りは自分のためにあると思っている節があり、非常に面倒くさい。

私のもう一人の家族である兄は、自閉症スペクトラムである。すでに55歳のオッサンである。厄介なのは、見た目はオッサン、中身は幼稚園児。そして自閉症は人との距離を置きたいはずなので、ものすごいおしゃべりである。最近もっぱらの興味はYouTube。一番困ることは、すぐ恋に落ちることである。先日も訓練所の先生宛に、広告の裏に訳の分からないラブレターを書いて持っていこうとしていた。ラブレターを見つけた私は、ビリビリに破った。

4年前、父親が心筋梗塞で突然倒れ、このなんとも頼りのない2人を残して他界してしまった。


この2人との生活を例えて言うなら、口うるさいわがままのETと計算高いバカボンと一緒に暮らしているような感じである。


そしてそのETとバカボンとの生活をこれから綴っていきたい。




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