私はこれで水虫辞めました
「水虫を直す薬を発明した人はノーベル賞も
のだ」
ということを聞いたことがある。
水虫。
決して命を取られる程の恐ろしい病気ではな
いが、それを公言したとたん
周りに距離をおかれ、多少なりとも
白い目で見られるのではないかという
恐怖感を植え付けるには十分な力を備えた
病である。
その水虫になった。
久々に。
水虫はヒトからヒトへうつるヒト好性菌だ。
我が家には保菌者Bと保菌者Jがいる。
「バスマットも踏まないように気をつけて
いたのにどうしてッ?!」
私は過去一ヶ月を振り返ってみた。
そういえば、宅配ドリンクを取るようにな
り、その空き瓶をボックスに返しに行くため
保菌者Bとツッカケ(ちょっと出る時に履く
サンダル)をよく共有してしまったっけ…。
そうだ。恐らく原因はそれに違いない。
保菌者Bは容疑者Bへと華麗なる変貌を遂げた
。
いずれにせよ、足が痒いのには閉口する。
放っておいて水虫がヴィレッジ化したら
大変だ。
仕方がない、あれをやるとするか。
私はおもむろに大きめのバケツを持ち出し
た。
足が浸かる程のぬるま湯を入れて
そこへクエン酸(顆粒)を大さじ3~4杯。
消毒した針で水虫の水を出しきった
足を突っ込んだ。
15分経った。そろそろいいかな。
足をタオルで拭いて終わり。
これが私の格安かつ確実な水虫撃退法だ。
ただ、これには一つ守らなければいけない
掟がある。
それは最低でも3日は続けることだ。
三日坊主の私にとっては朝飯前だ。
3日後、水虫は見事完治した。
そして私は自分用のツッカケを玄関にそっと
並べた。
(注1:保菌者Bはバケツの水を使い回そうとし
ましたが、一回で捨てるのをオススメしま
す。)
(注2:保菌者Bは一日坊主のうえ、ヴィレッジ
化した長靴を履くのでなかなか直りません。)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?