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インフルエンザの功名

インフルエンザも大分良くなり

暇を持てあま…………すどころか

昨日からモーレツに片付けをしている。

発端はインフルエンザになる前に

ずお子が発した言葉。

「うちは汚い。」


もちろんある程度

掃除も片付けもしているので

ゴミ屋敷という訳ではないが

私も母も似た者同士で

モノが捨てられず片付けが苦手で

面倒くさがりだ。

オマケに人と比べて「汚い」という基準が

かなり緩い。

ほつれて薄汚れたタオル類を平気で

使っている。

ずお子の言葉はそんなうちの布巾に

向けられた言葉だ。


そう言えば私も若かりし頃そんな思いを

抱いたことがあった。

しかしいざ自分が家事を担う者になって

みるとなんとまあ母と同じ有り様だ。

ちなみに同じ姉妹でも姉はパッパと

モノを処分できるタイプ。

遺伝を言い訳にしてはいけない。


早速タオル類を漂白しほつれたモノは

ウエスに。

漂白剤を取りだそうと洗面台の扉を

開けるとそこは詰め替え用の

シャンプーやリンス、ボディソープやらが

乱雑に横たわっていた。

そんなことは以前から承知していたが

日常に流されて見てみぬふりをしていた。

そこでまたずお子の言葉がよみがえる。

「やるなら時間がある今しかない。

平常運転に戻ったら結局また

やらずじまいだ。」と一念発起した。


中のモノを全部出してみると

まぁいろいろあった。

恐らく亡くなった祖母が使っていたであろう

生薬。

焼きみょうばん。

何でこんなところにみょうばんなんか。

母のメモと一緒に出できたので

何かの薬として使ったのだろう。


なんとなく取っておいた使いかけの

お風呂洗剤が二つ。

一つの容器を確認すると液体ではなく

ドロッとしたものに変化していた。

もう一つの洗剤はカビが生えていた。

洗剤にもカビが生えるのか…。

そりゃ10年以上も前のものだしね…。


捨てた。


普通のヒトならもっと早く処分していたで

あろう。


ヤル気に火がついてそこから自分のタンスや

納屋など気になるところを片付けた。

納屋は母が漬けたビワ酒の瓶などが

どんどん地面を占領していった。

棚に乗せられたらいいのだが

棚には箱が並んでいた。

その箱には何が入っているのだろうと見ると

瓶を入れるための空箱だった。

恐らく母はこれらを空箱とは

思っていないだろう。


母の許可を得て捨てた。


母は自分で使ったものもコロッと

忘れてしまう性格だ。

それが何年も前に置きっぱなしにしていた

ものならもうとっくに記憶にはない。


似た者親子なのでヒトのことは言えないが

こんな母に片付けなんぞできる訳がない。

私がやるしかないのだ。


私も年々歳を取りだんだん動くのが

おっくうになってくるだろう。

その前にモノを減らし、整頓し、

少しでも家事が楽になるような

家にしたいと思う。


そのためにこの動きやすい時期に

5日間くらい休みがあると非常に助かる。


今回はインフルエンザに感謝。









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