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実の薬効の一重咲きのクチナシと花びらを楽しむ八重咲きのクチナシ

遅れてやってきた梅雨のじめじめで気分が滅入るのを庭に咲くクチナシの香りが、ちょっといい気分に気持ちを転換してくれます。

クチナシは、移住に持ってきたくても持って来れなかった植物でもありましたが、ありがたい事に、移住先には、たくさん植わっていました。

お節料理の栗きんとんづくりには、毎年、欠かせない食材でもあります。

クチナシは、花びらが一重のものと八重のものがあります。

梅雨の長雨が続き、花びらもかなり痛んできていますが、クチナシの花が食べられるって知ってました?

クチナシの花が咲いた後できる実は山梔子(さんさし)といい、薬効の高い生薬でも知られていますが、生薬となる実ができるのは、一重の品種で、八重花の方ではないので、花びらの多い八重花の品種は、エディブルフラワーとして楽しんでみるのはどうでしょう?

クチナシの花は肉厚でつばきに似た感じです。
食べられるのは花びらだけ。花芯は食べられないので取り除いて、生でサラダやサッと湯通しして酢の物にしたり、ゼリーに入れたり、砂糖漬けなどにして楽しめます。

枯れてから花がらを摘み取るのも大変なので、花が元気なうちに摘んで、見て楽しむだけでなく、舌でも味わって楽しんでみるのはいかがでしょうか?
雨で痛みやすいので、痛まないうちにぜひ!

一重の品種は、生薬である実の薬効を取り入れていただきたい。実は乾燥して日持ちもするので保存がきいて良いですね。

クチナシの実を使ってターメリックライスやサフランライスのようにクチナシライスもいいですよ。

私はお節料理の栗きんとんを作った時には、クチナシの煮汁を利用して、栗きんとんの煮汁でごはん炊いてます。

とにかく、庭にあると嬉しいクチナシ。
目を楽しませてくれるだけでなく、食や健康にも役立つ植物です。

ぜひ、一重、八重の両方、植えて楽しんでみてください。

植物って、本当にいつも楽しませてくれる。
よろこびを与えてくれる素敵な存在。

自然の恵みに
感謝♾合掌

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