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化学物質を排泄する? セイタカアワダチソウ ソリダーゴ

車を走らせていると、空き地に黄色い絨毯を敷いたような光景が目を引くようになってきました。
セイタカアワダチソウが見事に花盛りです。
慌てて採取の準備をしました。

ホメオパシーをやっている人ならきっとこの名前よりラテン語読みのソリダーゴ、ソリディゴのほうがよく知られている。

風邪、呼吸器系に効き、腎臓に親和性があり、腎臓の機能を高め、老廃物や薬毒や公害などの化学物質の毒を排泄する力を持つと言われるハーブ、秋の薬草です。

〈セイタカアワダチソウ(背高泡立草)〉

〈和名〉背高泡立草
〈別名〉代萩、セイタカアキキリン、
     イトウソウ、アワダカ
〈英名〉ゴールデンロッド(金の鞭)
〈漢方、生薬名〉一枝黄花(イッシコウカ)

キク科 アキノキリンソウ属 多年草

〈学名〉Solidago altissima

属名のSolidagoは、ラテン語の「solidus(完全な)」と「ago(導く)」から傷を修復する、治療する、改善する意味で、古くから傷を癒す薬草として使用されていた。
種名の「altissima」は「非常に丈の高い」を意味している。 

秋の花粉症の原因として夏のブタクサと同じく嫌われている植物ですが、それは誤解で、ブタクサは花粉を風に乗せて運び受粉する風媒花で、そのため大量の花粉を生産します。それに対し、セイタカアワダチソウは花粉を虫に運んでもらう虫媒花で、花粉を飛ばさない事から花粉症の原因ではないと現在わかっている。

むしろ、セイタカアワダチソウは、花粉症やアレルギーを改善する働きがある言われています。

外来の帰化植物で日本では、定外来生物被害防止法による規制の対象外であるが、生態系に悪い影響を及ぼす恐れがあるとして要注意外来生物に指定されています。
原産地は北アメリカ。 北アメリカでは、ゴールデンロッド と呼ばれているそうです。

明治中ごろに観賞用として持ち込まれ栽培されていたものが野生化し、急速に広がり、第2次世界大戦の後、各地で大繁殖したと言われている。

繁殖の理由は、花の少ない時期に蜜源として養蜂家が種子を散布したからと言われていますが、私は、この花の意味を考えると、たとえそうであっても、戦後の放射能、化学兵器などの汚染から、大地や人の傷を癒すのに必要として繁殖したように思えてしまいます。

そしてコロちゃん騒動で、恐怖で呼吸が浅くなり肺と腎気を痛め、暗い中、私には、黄色い花が明るい未来を指し示す光のように感じてしまいます。

人が作り出した化学物質を浄化し、人の傷を癒す薬となるこの花が、これ以上、化学物質で大地も自分自身も傷つけないようにと、警告しているようにも思えてしまいます。

セイタカアワダチソウだけではなく、「草木も生えない」と言われた原爆投下後の広島で一番に花を咲かせ、人々の心を勇気づけ癒したというキョウチクトウ。

チェルノブイリ原発事故後の放射能で汚染された大地に花を咲かせ、放射性物質を吸収しない芋を作り、その芋が放射性物質の排出に役立つ内部被ばく防止食となった菊芋。

薬用と知られた植物だけではなく、存在する植物全て、みんなそれぞれ違った役割を持って地球を浄化し必要で存在している。

1日20kgも吸うと言われる酸素も植物が生み出している。

私たちは日々、植物に助けられている。
私たちを助ける解決策はいつも自然の中にある。

自然の恩恵に
感謝♾合掌

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