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私のポットキャスト元年

「最近、ポッドキャストワークショップをAL2でやっているのよね」

そうアンネッテに言われたのは、2019年秋だった。民間銀行ALのリビングラボAL2を知り調べていく過程で、戦略・顧客インサイト責任者のアンネッテと懇意になった。北欧の人らしいクール・エレガントな雰囲気の第一印象は、ちょっと話せば顕れてくるお茶目な表情で見事に覆される。頻繁に会うようになって、AL2のカフェの一角でそんな話になったのを今でも昨日のことのように思い出す。

いつも新しいものに取り組むアンネッテ

リビングラボ「AL 2」では若者が知りたがっている知識を提供して、今後の金融の未来を探るのだ。若者向けに、貯蓄や奨学金について銀行がワークショップをするのは何ら不思議ではないのだが、「AL 2」は、朝の会(皆で集まって歌う)やポッドキャスト講座を実施している。それにしても、「ポッドキャスト」とは・・・?と頭にハテナだらけの私に、アンネッテは、楽しそうに説明してくれる。

アンネッテいわく、ポッドキャストは今(2019年)若者に大人気。皆が自分のチャネルを持ちたがっている。だからこそ、ワークショップも大入り満員で、AL2も盛り上がっている。

そして4年後

4年後の2023年は、私のポットキャスト元年となった。2019年以降、アンネッテがやっているPodcastがきっかけとなり、そしてコロナ禍も手伝って、いろんなチャネルを聞くようになった。数年前からは日本語でのインプットが欲しくてWebラジオやまだまだ少ない日本のPodcastも漁っていたけれども、オタク魂に火を付ける各種トピックが頻繁に特集されていた荻上チキさんのニュース(Spotify)を聞いたり、コロナ禍でコテンラジオ(Youtube)旅のラジオ(YoutubeSpotify)にハマったり。

気が付いたら音声メディアが日常の一コマになっていた。色々と触れている中で、学術分野の発見や知見の周知にも良いんじゃないかなと考えたのは順当な経緯だったと思う。

やりたいなと思い始めてから怒涛のように動き始めた。これは、私引き寄せている?と思ってしまうぐらい。今関わっているのは4つで、この2ヶ月ぐらいに急に動き始めたものだ。

LLLポットキャスト

トヨタ財団からの資金を得て複数名の日本のリビングラボの研究者と立ち上げたリビングラボラボラトリー(LLL)で、何ができるかという話の中で、ポッドキャストチャネルが立ち上がった。機動力に溢れるプロジェクトリーダ赤坂氏アクタントの南部さんのデジタル力で瞬く間に動き始める。私もそのうち北欧リビングラボ事情をお届け予定。

「ゆかいな知性」北欧編

やりたいと思っていると引き寄せられるのか。12月からAudibleで限定配信されるのが「ゆかいな知性」北欧編

北欧のスマートシティ」を読んでくださった音声プロデューサーの野村さんにお声がけいただき、北欧編が12/7より毎週木曜日順次公開される。私の初めてのポッドキャスト体験は、ポッドキャストプロ集団クロニクル、アナウンサーの加納有沙さんとご一緒で、準備と録音というこれ以上ないぐらいの環境と設定。スムースな進行と高いプロ意識に「これ私滑れない・・・」と、身が引き締まる想いで始めたのだけれども、楽しすぎて時間が過ぎるのが早かった。気が付いたら1回目の録音は終了!

北欧のスマートシティを軸に、北欧のデジタルやWellbeingや幸せや教育に触れるポッドキャストを展開します。

Tokyo Regenerative Food Lab

『WIRED』日本版、シグマクシスが共催するポッドキャスト「Tokyo Regenerative Food Lab」にゲスト出演。

北欧のスマートシティ」を読んでくださった担当者の方から、「Tokyo Regenerative Food Lab」ポットキャストにゲスト出演を呼びかけられ、また、このタイミングで「引き寄せられたー?!」のでしょうか。
録音日前日に過去放送を聞いて、なぜ声をかけてくださったんだろう・・・。とドキドキ悩まされはしたのだけれども、リビングラボ・スマートシティの話をしてくださいとのことで、とりあえず良い機会をいただけたと思ってチャレンジしてきました。

Tokyo Regenerative Food Labの過去回を聞いて、Tokyoが抱える食の課題やRegenerativeというキーワードで見えてくる可能性、潜在性をあらためて認識。東京都は完全に規模が違うけれども、コペンハーゲンやストックホルムなどの市民が頑張っている都市圏におけるサステナブルな街づくりとも類似性が認められて、都市の未来を改めて考えてみたくなったりした。
Tokyo Regenerative Food Lab Spotify:https://open.spotify.com/episode/1AoMA8sSOxRqyMT3tpCM2y

RUC Green Research

私が所属するデンマークの大学ロスキレ大学(RUC)は、70年代からの筋金入りの自然派(というかアクティビスト?)研究者が多くいる。すっかり好々爺・婆然しているけれども、興味深い尖った環境関連・エネルギー関連・自然とデジタルの融和・・・などの研究をしている人が多くいる。そんなちょっと変わったRUC研究者を紹介するポットキャストを運営(黒子)することになりました。

せっかく、いくつかの経験を実地でさせていただいているところなので、より良いものをトライアンドエラーで作って行きたいと思っています。
こちらはまだまだ構想段階・・・。近日中にご報告します。


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