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つうや

父の兄、本家の長男である伯父が亡くなったと連絡が来たので仕事を切り上げて通夜へ参列。
父は28年前に6人兄弟中でいち早く彼岸の人となり、成人してからは親戚の集まりも法事位となった為、父方の親戚の話は母を通じて時折聞く位であったが2年前に母も他界した為全くもって情報が途絶えてしまった。
今日は残る2人の叔母と、11人いるいとこのうち4人だけ会えたけれど余りに久しぶりだったのでいとこたちが結構な年齢になっていて時の流れをひしひしと感じた。

亡くなった伯父は数えで92歳。
1ヶ月入院されたそうだが比較的往生の類のようで施設にお世話になったり認知で家族が大変だったということもなかった様子。安らかなお顔で棺の中におられ、長く待っていたであろう父のことをお願いしてお別れを告げてきた。

通夜の読経の間、ずっと子供の頃のお正月を思い出していた。
正月3日に父方の本家に全員で集まるのが恒例で年に一度いとこが勢揃いして沢山遊んだ。親戚が多い為お年玉を沢山貰えて嬉しかったことや歳近い子が多かったので2階全部が子供たちの陣地となってなんだかんだと夜遅くまで騒いで楽しかった。
伯父が亡くなった事で色んなものがこれでなんというか、一区切りになったようで寂しさを覚えつつ帰路についた。


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