見出し画像

朗報!!! すい臓がんをAIで発見 画期的な技術、難治を克服へ 神戸大と富士フイルムが開発、初期でも精度高く

皆さんこんばんわ。お疲れ様です😊

神戸大大学院医学研究科の児玉裕三教授、村上卓道教授を中心としたチームと富士フイルム(東京)は4日、共同で人工知能(AI)を用いて造影CT画像から膵臓がんを検出する技術を開発したと発表した。

神戸NEXTより引用

これまで専門医の技術に頼った検査が、AIの使用によって専門医以外でも精密な診断ができるようになる画期的な技術という。医師の負担も軽減でき、治療が難しい膵臓がんの早期発見が期待される。



AIを使った膵臓の状態を調べたCT画像(富士フィルム提供) © Copyright(C) 2023 神戸新聞社 All Rights Reserved.

 膵臓がんの死亡者数は近年増加傾向にあり、がん研究振興財団の統計では2020年は3万7千人以上が亡くなり、肺がん、大腸がん、胃がんに次ぐ第4位となっている。膵臓がんの形状が複雑なため、初期段階で画像検査による発見は困難で、患者本人が症状を自覚した時には末期近くに進行しているケースが多い。

 神戸大のチームは早期発見に向けて、がんの所見となるしこり(腫瘤)の発見以外に、膵臓の萎縮、膵管の拡張・狭窄といった前段階で疑われる異常にも着眼した。それらの特徴を含む1千の症例を、富士フイルムに提供してAIに学習させ、専門医でなくても精度が高く、がんが疑われる前段階で発見できる技術開発に成功した。

 神戸大の児玉教授は「膵臓がんは難治がんとされてきた。AIを使えば、専門医でなくても効率的に早期発見が可能となり、大きな前進といえる」と話していた。(津谷治英)



今後の課題

AIを用いた医療診断技術の進歩である。従来は専門医の技術に頼った検査が必要であったが、AIの学習によって専門医でなくても精度の高い診断が可能となり、医師の負担も軽減できる。特に治療が難しい膵臓がんの早期発見については、画期的な成果と言える。

しかし、AIによる診断にも課題がある。学習に用いられるデータの質によっては、正確な診断が行えない可能性がある。また、AIが出した診断結果を信頼しすぎて、医師の判断を排除してしまうことも問題となる。さらに、倫理的な問題や個人情報の保護なども重要な課題となる。

以上のことから、AIを用いた医療診断技術の進歩は期待できるが、適切なデータの収集や、AIと医師の役割分担の在り方、倫理的な問題などにも注目し、慎重かつ適切な導入が求められる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?