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犬の遺伝子が「がん治療」の一助となる可能性 人間と多くの共通点 ハーバード大で研究
犬が、がんの治癒を助ける可能性があるという。米ハーバード大学の研究によると、犬と人間との間には、がんの遺伝子的原因の多くが共通しており、700匹近くの犬の腫瘍を人間の患者のそれと比較したところ、がんの根本原因と思われる18個の突然変異に関する「ホットスポット」が見つかる結果となった。
そのうち8個の「ホットスポット」が、人間のがんと共通していたそうで、人間と生活環境を共にする数少ない動物の1つである犬が、人間と犬両方に効果的な腫瘍の治療薬の試験などに役立つことが期待されている。
この研究を指導したワン・ヘルス・カンパニーのクリスティーナ・ロペスCEOはこう話す。「今回の研究結果はがんゲノミクスとビッグデータ分析の組み合わせが、両方の命を助ける驚くべき可能性を秘めていることの証明となりました」
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