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昭和という時代の雰囲気~私の好きな1000のもの(301)~(303)

先日布施明のコンサート行ってきました。

今までに何回行ったことでしょう。
1年に1回のペースではあっっても、
20回くらい行っているかもしれません。

そのたびに感じることは違うのですが、
今回は「昭和の雰囲気について」 思いが湧いてきました。



歌詞に使われている今は死語となった数々の懐かしい言葉たち。
「儚い」「つたない」「侘しい」「虚しい」「淡い」「切ない」
「人恋しい」「気だるい」「うっすら」
「つぶやき」「嘆き」「ため息」「ほほ伝う涙」「とばり」
「一人芝居」「追憶」「押し花」
「ささやかな」「ほのかな」「ささやかな」「かすむような」
「消えそうな」「朧ろな」「がむしゃらな」「うららな」
「叶わぬ」「捨てる」「むせぶ」「過ぎし」「おどける」
「しらける」「懐かしむ」「揺らめく」
「朝まで語り明かそう」
「温もりを分け合って」
「枯れ葉舞い散る」「雪が降り積もる」「涙を拭う」

こんなにたくさんの言葉たちがありました。

言葉は世相を表し、その時の人の心を映し出します。
当時はその言葉たちに多くの人が共感し、
その言葉が表心の風景を思い浮かべることができたのです。

見てみるとマイナスに感じられる言葉が多く、
それが人の心を打った時代、それが昭和です。
昭和の後半は時代的には豊かな国へと突き進んで、
勢いのある時代だったのに、
人の心はマイナスのイメージを
強く持っていたように思います。

そして今は、そうしたマイナスの言葉が押し隠され、
プラスのことしか言っちゃいけない雰囲気です。

プラスとマイナスは表裏一体なので、どちらかに偏ると不自然で違和感が
あります。無理してる感じがします。
あんまりプラスのことだけが表に出ていると、
抑えていたマイナスがいつか吹き出さないかと心配になります。




(301)昭和
(302)マイナスな言葉
(303)布施明

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