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高級品

いつの日からかストリートボールは高級品からは少し遠のいた存在になったのかもしれない。

中学生の頃見たあの男たちは揃ってアスファルトに球を打ち続けぶつかり続け顔を顰めながら戦っていた。

それを見て幾度となく自分の火は常に右ひねりのコンロ。
中華鍋にも対応できるほどの炎を灯していたことを今でも覚えている。

今のストリートボールはどうなのだろう。
SOMECITYは高級な場所になっているのか。
あの場に立つ事の難しさ
ベンチに入るまでの葛藤と勝負
オーディエンスたちの腰は勝手に椅子から離れ熱狂し合うあの場所は高級品だろう。

代々木で夜までやる事がストリートなのか。
朝にでも昼にでもコートに行って
ただかまして勝つ事。
これだってストリートなんじゃないだろうか。
いつだって抜かずにやる事か。
気を抜いたって勝つやつは勝つ
負ける時だってある。何回だって勝ちが上回るまでやり続ける。

今のストリートボールをもっとフォーカスして
あの頃の自分みたくボーラーたちに憧れて、夢見て
夢中になる男たちの汗を見たい。
表現したい。

そう思ってもらえる作品を作って
まだまだ自分だってストリートボールしたい。

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