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コールドフィッシュ SF創作講座感想


https://school.genron.co.jp/works/sf/2020/students/kishibelocke/5215/




好きな1行

「私たちは永遠を感じるようにはできていない。」

「彼らは脳からの沈黙の叫びには耳を貸さない。」


感想


 静かな、寒い、冷たい世界で、色の異なる苦しみと孤独に苦しんでいる人たちがいた。

 死をどう受け入れるか? たまに自分自身が死んだらどうなるか考える。明日にでも、命を落とす可能性はある。
 罪を犯した人の命を奪うこと。
 大切な人の命が、奪われること。
 それを自然の摂理だと死を受け入れることができるだろうか。
 会いたいと思う。どんな形でも亡くなってしまった人の面影を探すだろう。ロバートの、亡き母とのチャットボットは、その一つのあり方だ。
 ありふれたテーマかもしれない。けれど、凍てつく孤独のなかでの異なった思いと人のあり方を見せてくれた。深く探る、それがこういうことなのだと、理解できた。


 誰かの行為が、誰かの行為に影響を与えて、誰かの決断が次の一歩に繋がっていく。思わぬところで世界が繋がっている、そんな世界観だった。

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