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ドリップコーヒートールサイズ「デカフェで」お願いします。

ここ半年くらいスタバで言い続けているセリフである。
察しの良い店員さんであれば、「かしこまりました」と言ってそれ以上何かを言い添えることはないが、「抽出のためにお時間10分ほどいただきます」という断りは必ず入れられる。それは仕方ないので、全然構わない。

最近よくある対応としては、「アメリカーノであればデカフェにてすぐにお出しできますが」というもの。

内心、「アメリカーノとドリップコーヒーは違う味なんじゃないですか」と思うけれど、とりあえず「あっ、ドリップコーヒーで大丈夫です☺️」と返している。


このやり取り(に近いやり取り含む)が毎回発生すると、ちょっと疲れる。

お客さんが飲みたい飲み物から少し外れたものを敢えて提案するというのは、一見巷で囁かれがちな出来るデザイナー像と重なる感じもあるけれど、頼み方で「あ、要するにこれはこの人の<いつもの>なんだな」と察知するくらいのプロ根性を見せてほしい。

ひどかったのは、会計後のデカフェ抽出待ちの時間に、先輩店員が新人店員に「いやー、アメリカーノの存在を知らない人って結構いるんだよね!」と言っているのを聞いてしまったとき。私がいることに後から気づいたらしく、その場にはとても気まずい空気が流れた(ような気がする)



そして先日。
明らかに「新人です!」と顔に書いてあるような大学生くらいの若い男の子がレジだったとき。
彼は会計まではデカフェのドリップコーヒーで進めてくれていたのに、何を思ったか支払い直前で「アメリカーノならすぐにお出しできますが!」と提案してきた。
私も少し急いでいたので、時間の短縮になるかも?とか、その"粋な提案"を通すことでこの子のやり甲斐が向上するなら…とか(おばちゃんやん)「大体アメリカーノって薄いんでしょ?」とか思って飲んだことないし、たまには飲んでみてもいいかも、とか瞬間的に色々考えて、「あっ、じゃあアメリカーノにしてみます☺️」と答えてしまったのだった。

なかなか出てこないアメリカーノ。
なぜかデカフェ変更なしで出てくるアメリカーノ。(失敗)
やっとデカフェ版で出てきたアメリカーノ(このタイムロスにより通常のデカフェ抽出時間との完成時間の差はトントンに。)

そして初めてのアメリカーノ(デカフェVer.)を飲む私。


え、薄…い…!!www

そしてもっと(?)ショックだったのが、

ワンモアコーヒーチケットが付いてこない…!!!!😭😭😭


そんなことがあったので、二度とアメリカーノは頼まないぞ、と思いつつ
今度から私は
・ドリップコーヒーをデカフェでお願いします
・アメリカーノへの変更はしません
・10分かかるって知ってます
の3点がわかる意思表明カードを持ち歩こうと思ったのである……。

<おわり>


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