見出し画像

11月14日

その2
20年ぶりの片思いをいよいよ終わらせる時が来たっぽい
そういうのはもういいわと諦めていたところへの一筋の光だった
きっともう2度と人を好きになることはないだろうと思う
今生最後の片思い
そう思ってしまったからなかなか手放せなかったけど
何も成し遂げられなかったことへの意地もあったかもしれない
でももうこれ以上は無理だと思う
価値を感じてもらえない、大切に扱ってもらえない、それは仕方のないこと
こちらの気持ちに応える義務なんてない
辛いことも嬉しいこともあったな
久しぶりのときめきを感じさせてもらったし
悪いことばかりじゃなかった
優しくしてもらったし、親身になってもらった
ずっと壁の存在は気づいてた
これ以上近づけないと感じてた
何でそこまで警戒するのか、どうしてスタートラインにも立たせてもらえないのか
わからないことはそのままわからないままになってしまったけど
この風呂敷を畳む時が来たと思う
自分で終わらせるしかない
きっとただ好きなだけではいられない
そうでもいいんだけど
接触するのはやめよう
そしたらきっと気持ちも薄れていく
別に諦めるって宣言なんてしなくてもいいし
ただ最後に陰ながら幸せを祈ってますってメールしようと思う
それをどう捉えるかはわからない
今までありがとう
とりあえずあなたの前から消えます

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?