来世ではアイドルにならない

わたしの中で第二の波が来た日だった

世の中はGWだというのに仕事だった私は仕事終わりブレイズに向かうことにしていた
紙チケだったので忘れないようにと直前に発券したチケット
なんと製番4番、、　三度見した
嬉しいと同時にこんな大事な日に最前行ってもいいのか？？という気持ちが大きかった

現地に到着し友人たちに報告、行っていいかなに対してもちろんだよ～！と送りだしてくれた
そして開園前、周りの人たちはこの日のために推しカラーの可愛いお洋服に身を包み
ペンライトやグッズを身に着けていた
それに対して、仕事終わりで外に出てもギリギリ大丈夫な服、ペンライトも忘れ完全に丸腰。
かなりアウェイというか、こんな格好と気持ちで最前を陣取ってていいのかなと気おくれしていた
それでもこんないい番号を引けることが今後あるか分からないし、やっぱり観たいなという気持ちが勝って開演した

登場したにちょがけの４人
ミキちゃんがこのいっぱいの会場をみて泣いていた　そんなのこちらも泣けてしまう

最前のなかでもかなりいい位置だったんじゃないかと思う
メンバーがかわるがわる目の前にきてくれてこんなに近くでパフォーマンスを観たのははじめてで圧倒された
気おくれしていた気持ちが徐々に小さくなり踊ったり手を伸ばしたりすごく楽しめた
表情も手の先足の先も全部全部みえた

そして何度かミキちゃんが目を合わせてくれたのだけど、私を見たそのまなざしが本当に優しくて嬉しそうにしてくれていて
「ここにいていいんだよ」と言ってくれていた気がした
自分でも原因がわからないのだけど、昔から居場所がない欲しいと思うことが多くて
今回もその気持ちにつぶされそうだったところから救い上げてくれた
ファンサというよりみんなの表情をみようとしてて目が合ったんだなと思えたのもよかった

そのあとのそっ閉じ青春
そっ閉じの何が刺さったのかまた考えたいけど
なぜか号泣してしまったなんでか分からないけど涙が止まらなくて
こんな経験は２度目だった

そのときはなんでか分からないけど涙が止まらない状態だったけど
思い返すとたぶんのにちょがけとの出会いの曲で、あの日たまたま興味本位で見に行った大阪のショッピングモールのライブで
曲を一曲も知らないのにこんなに楽しいんだという衝撃、そして時を経てまた出会いなおしたような衝撃で
心がいっぱいになったんだと思う

「ここに居てはいけない気がして
街へ飛び出し人々の群れで
とりあえず笑ってたくさん笑って
でも孤独になるだけだった」

あとはきっとここだろうなと歌詞を見返して思った

そういえば今回のライブは後ろにずっと歌詞が映し出されていて
それも普段あまり歌詞を考えずに聴いてしまう(考えて)私にとっては
五感で感じられたんだろうと思う

それからはもう多幸感という言葉がぴったりだったライブだった

MCもすごくよかった
ひがの自分が引っ張っていくって言葉、自分が加入してよかったよね？？？とみんなに問いかけたあとに
下を向いてぷるぷると泣いていた姿　みんなきっとよかったよ～～！と答えてくれるはずだけど
改めて確認ってこわいよねそれでも聞いてくれたんだよねの気持ちでみていた

ミキちゃんが来世ではアイドルしない、現世でやりきる、来世ではみんなと友達になりたいと言ってくれたこと
アイドルって絶対永遠ではなくて、年齢や将来のことを考えて、またはスキャンダルやトラブルで、活動休止や解散が日常茶飯事になっている気がする
そんな世界で12年もアイドルをし続けてくれている上で
アイドルをやり切りたいと言ってくれたミキちゃんを応援したい　
「来世もアイドルになりたい」より好きでしっくりきた言葉だった　来世なんてわからないし出会えるかなんてわからないから

終わった後、本当に観に来てよかったライブだなと思ったし
最前ドセンでみれて贅沢だったしあの場所でみれてよかったと思えたライブだった

ずっとなんて永遠なんて存在しないと思っているくせに我儘だけど、少しでもできるだけ長くアイドルでいてほしい