見出し画像

【きっかけ2】縁を感じて‥

私は仕事の有給を取り、エージェントからサインをする様に言われた英語の書類に頭を悩ませながら、片手間でスーツケースに用意をした。

当時子供達はみな、食物アレルギー児。
しかも、下の子はまだ1歳。

初めて行く国の食べ物事情なんて、信用出来るはずもなかったので、(しかも当時の私のマレーシアのイメージは、まさに発展途上国の東南アジアというイメージだった)スーツケースがパンパンになるくらいに詰め込んで、

旅行気分で子供達と夫とマレーシアへ飛んだ。



クアラルンプール国際空港に足を踏み入れたのは、実は2回目。

初めて訪れたのは、以前タイのプーケットに行った時に、トランジットとして利用したのだった。

これは今思えばなのだが、
「へぇ〜。すごく大きくて近代的な空港。」

トランジット利用の国になど興味もなく、クアラルンプールがマレーシアだともよく分かっていなかった私に対し、

空港のエスカレーターを降りながら、夫が発していた言葉。

「何かここイイね。俺、この雰囲気好きだな。」

不思議なもので、夫は何か感じていたのだろう。

その日、航空機は5時間ディレイで出発。
かなり待たされた。
明るい時間に到着するはずが、ホテルに着いた時には深夜になっていて、誰もいない。

みんなクタクタだったのを今でも覚えている。

早く寝たいと眠気に襲われながら、明日持ってくるように言われた、水着やノート、辞書、筆記用具の確認をする。

明日から早速、子供達はインターナショナルスクールに体験入学。

---------------------

次の日の朝6時。

マレーシアの朝6時はまだ真っ暗。
日の出が遅い。

眠い目を擦りながら、ホテルの朝食を食べる。

やっと夜が明けそうな頃、1台の車が迎えに来てくれて、同じ体験入学に来た子達と出発。

「ママ、行ってくるね。」

訳も分からず、知らない学校に行く息子達の緊張した顔を見ながら‥

ドキドキ💓ワクワクの始まり。

果たして息子達は楽しんで学校に行けるだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?