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tiktokから学ぶ、モノを「選ぶ」基準

私はMixiやFacebookで育った世代。(Mixi懐かしい…笑)なので、Tiktokが登場した際は、戸惑いもあり、最初はなぜこれが人気なの!?と思ってました。
ただ、Tiktokが人気があるのにはワケがありました。
今回は、マーケティングに基づいてお話したいと思います。

選択オーバーロード現象が起こっている世の中

選択オーバーロード現象とは、商品やサービスの選択肢を増やすほど購入における消費者の満足度が減っていく。というもの。

心あたりある人も多いのではないでしょうか。
例えばAmazon。トイレットペーパーを購入したくて検索する。すると、色んな種類のトイレットペーパーが出てきて、逆に悩んでします…というイメージです。
アメリカのアマゾンで「トイレットペーパー」と検索すると4000件以上ヒットするそうです。トイレットペーパーを4000件から選ぶのって大変ですよね笑

じゃあ人はどうやって選択するのか。
トイレットペーパー4000件出てきたらどうやって選びますか?

私は、安さ。とかダブルであること。とかある程度の基準はありますが、同じ値段でダブルのものがあった場合、最後は「直感」な気がします。

「選んでもらう」ためにはどうするべきか

昨今は、とにかくモノに溢れているので、何か作っても、世界初で唯一無二の存在。って意外と少ないんですよね。
もちろん企業努力は必要ですが。

そういうときに大切になってくるのは、行動経済学の「選択アーキテクチャ」を取り入れること。行動科学を活用し、人々の行動を望ましい方へ導くための環境設計のことを言います。

情報は操作されている

「選択アーキテクチャ」をうまく取り入れている例が①アフィリエイト②アマゾンなどのリコメンド機能③Tiktokだと思います。

アフィリエイトは「選択アーキテクチャ」の良い例だと思います。例えば新しく保険に入りたいとする。Googleで検索して、上位表示されたサイトを見てみる。この保険がオススメ!というものが出てきて、それに契約する。
ここでいう「オススメ」というのは大体サイト運営者が、アフィリエイトで最も収益化できるものを上位表示させているケースがほとんどだと思います。

アマゾンのリコメンド機能は、先程書いたように、トイレットペーパーだけで4000件あります。それを、過去の購入履歴や、他の何かのトリガーで、「あなただけのオススメ」を表示してくれます。

これらの機能を集約したツールがTiktokです。
Tiktokは、「あなただけのオススメ」を表示されるように作られているため、「最初から選択されている(自分で選択しない)」という設計になっています。
私は昭和の人間なので笑、最初コレがものすごく違和感でした。
ただ、情報にあふれている現代において、こういう「選択の仕方」って大切なんだなと感じています。

こういう内容って、勉強するだけで結構楽しいですよね!世の中ってこういうふうにできてるんだ…と学ぶことができます。
商品やサービスを販売したい人はぜひ参考にしてみてください!


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