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カレーですよ4312(高座渋谷 バインミーベト)高座渋谷でベトナミーズツアーその2。

さて、ベトナミーズツアーで二軒目に移動。駅前のフォンホンから二軒目、三軒目へはちょいと距離があるのでタクシーを使う。高座渋谷駅前は運が悪いとタクシーが客待ちをしていない。ちょっと心配したが、運良くクルマを拾うことができた。

カレーですよ。

高座渋谷でバインミー。それならならわたしはここを選ぶ。

バインミーというのはベトナムのサンドイッチだ。ベトナムは歴史の授業でもご存知であろう、フランス植民地下に置かれた時代があり、その頃の影響でやけに旨いフランスパンが食べられる文化がある。そこから派生して出来上がったサンドイッチがバインミー。ベトナムとフランスの食文化のハイブリッドなのだ。

「バインミーベト」

(地図などではバインミーヴィエとなっているが日本人のカタカナ読みにしてみた)

というこの店、隣接のベトナム食材店「金福」のおかあさんが作ってくれるバインミーの専門店。ここのが好きなのだ。ここのが旨いと思っている。

とはいえ簡単なべトミーズメニューもいくつか揃っていてブン(汁麺)やバインセオ(お好み焼き)、ベトナムビーフシチューなども食べられる。が、やっぱりバインミーがおいしい。今日はお土産を買いたいと思って立ち寄った。

シンプルな店内にベトナム製の小さなバインミー屋台の本物がそのまんま置いてあり、なかなか最高なのだ。そこでバインミーを作ってくれる。これがとても楽しい。間近でバインミーが出来上がるところを眺めることができる。

実はこの日、たどり着いてみればお店は真っ暗。あらら、お休みかなあ、と首を捻っていると店の前に何人かいたベトナムの若者の中から元気な声が聞こえた。

「コンニチハ、オゲンキデスカ?ワタシハゲンキデス。」

綺麗でしっかりした元気な発音。かわいらしいお嬢さんが話しかけてくれた。
バインミーを買いに来たんだけどしまっているね、と話したら「ジャア、アケマショウカ」とお店の扉を開いて電気をつけてくれる。おやおや、このお店のお嬢さんなのかな?

彼女がさっさとお茶を入れてくれる。おやこれはまた。温かいお茶がさっと出てきたね。用意があるということは、まだ営業時間前だったのか。

メニューから魚と焼き豚の2種類のバインミーを選んで持ち帰りで作ってもらう。色々とよくわからないままなのだが、手際はよく、しっかりした手つきで調理が進み、なるほどここの人なのかとだんだん納得してくる。

陽気な感じの彼女が焼き豚と説明してくれたローストポークは、お隣の「金福」のおいしいやつ。あれ、天井からぶら下がってて買うと分量だけ削いでくれる量り売りなのだ。うまいんだよなあ。いつかキロ単位で買ってやろうと思っているのだ。

買って帰って翌日食べたが、やっぱり上出来。

焼き豚の方は脂の部分がしみじみ味わい深く、ボリューム感じる味でとてもいい。魚、と彼女が説明してくれたのは、それは果たして練り物であった。

なるほど、確かに魚である。何か白身をフライかなんかにして挟んであるのじゃないかなど思っていたのだが、面白く裏切られてちょっとニヤニヤしてしまった。この練り物のサンドが実によかった。重たくならず、でも特製のソースと練り物にパンという面白い組み合わせでどんどん食べてしまう。

実はパンがちょっと変わっているようで、前のバゲット然としていた硬い皮でバリバリしていたあっちのパンとの組み合わせが好きだったのだが。とはいえどちらも満足、旨かった。

あの明るいベトナムのお嬢さんにちょいと一目惚れしてしまった。

またバインミーを買いに来よう。


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