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Chat GPT教育現場での導入反対につて思うこと

 noteクリエターの花やんです。『今日はChat GPT教育現場での導入反対について思うこと』をテーマにお届けします。


初めに


 テクノロジーマガジンや有料マガジンでは、Chat GPTについて取り上げ、その有能性について紹介してきました。

しかしながら、一方でChat GPTを導入することに対して過度な懸念を抱く人々が現れています。

その一例として、教育界が挙げられます。現在、子供たちにChat GPTを導入することに対して懸念があるため、教育業界からは禁止を求める動きが出ています。

私自身は、Chat GPTによる教育禁止には反対です。今後もChat GPTの活用について、慎重かつ適切な議論が必要だと考えます。

Chat GPT禁止の動き


 なぜ教育界においてChat GPT禁止の動きが出ているのでしょうか?簡単に説明すると、想像力や発想力が育たなくなることや、個人情報が流出する恐れがあることが、大きな理由とされています。

このような動きは、Chat GPTが登場してからわずか2か月後の今年1月から始まっており、アメリカでは既にChat GPT禁止の動きが州ごとに出ています。

同様に、日本でもChat GPT禁止の動きが出ています。最近では、文科省がChat GPTの教育での指針を示すと報道されています。

個人的には、禁止する必要があるのか疑問に思っています。禁止することで解決できる問題があるのかどうか、十分に検討する必要があると思います。

禁止の具体的理由


 前述した通り、Chat GPTが教育界で禁止される理由は、想像力や発想力の育成が阻害されることや個人情報が漏洩する恐れがあることです。

Chat GPTは、質問に答えたり、文章を推敲・校正・要約することができます。大人の仕事では有能なツールとされていますが、子供たちの教育においては脅威となってしまっています。

特に問題視されているのは、読書感想文です。Chat GPTは著名な小説家の感想文を生成することが得意で、命令を与えると感想文を作成します。

しかし、これが教育においては、文章力の低下や想像力の育成の欠如につながると指摘されています。

また、AIによって生成された作文と子供たちが書いた作文の見分けがつかなくなることも問題視されています。

また、個人情報が漏洩する恐れも指摘されています。個人情報に対する規制が強まる中、個人情報が犯罪に悪用されることがあり、教育関係者から懸念が示されています。

このような背景から、教育業界ではChat GPTの導入に慎重な姿勢が見られ、禁止の動きも出てきているのです。ただし、禁止する必要性については疑問が示されているということも述べられています。

禁止することはリスク


 私自身はChat GPTを禁止することには大反対です。最悪の場合、大人の知らないところでダーク生成AIが子供たちの間で流行する恐れがあるからです。その上、教育業界の改革が停滞してしまうことを懸念しています。

しかし、教育学者や現場の教員は、Chat GPTを脅威ととらえて、何としても排除しようと動いています。ここでは当事者の子供たちの意見は一切聞かれていません。

大人の都合でChat GPTを議論せずに禁止することはいかがなものでしょうか?使う本になる子供たちの意見も聞かずに子供は使ってはいけないとすることに意味はありません。

ましてや、仮に禁止するにしても、禁止する場所を学校だけにした場合、自宅での使用を防ぐことはできません。自宅での使用も禁止にする場合、親の協力がなければ成立しません。

皆さん、子供たちから「大人は使っていいのになぜ僕たちは使っていけないの?」と言われて答えられますか?私自身はまだ結婚していないので子供はいませんが、もし子供がいたとしても答えられません。

したがって、子供たちにとって非常に影響のある技術の導入の是非を大人たちだけで決めることはできません。子供たちの意見も踏まえて議論するべきです。

 しかし、教育業界の改革派を除く大多数の教育者、文科省官僚、政治家は、このことについて理解していないようです。懸念や脅威に焦点を当てることは、愚かな考え方だと思います。

多分、教員の仕事が代替される恐れがあるため、禁止にしておいた方が良いと考えているのでしょう。これはある意味、既得権益を守りたいと奔走しているように映ります。

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