見出し画像

[レビュー]ほぼ巨人特集!マーレ編の回想でライナー達が子どもだった頃の話が明らかに|諫山創『進撃の巨人』24巻

諫山創(いさやまはじめ)先生の『進撃の巨人』、1巻1レビューチャレンジ、24巻目です!
23巻ではマーレ編がスタートしたことを記事にしました。

(ちなみに23巻の記事はこちら)


24巻では、ライナー達が子どもだった頃の回想編が描かれており、継承した巨人についても詳細が明らかに。今までヴェールに包まれていた「車力の巨人」や「顎の巨人」も登場!
ではでは、以下24巻のレビューです


あらすじ

マーレは巨人の力で他国を制圧していた。だが巨人の力に頼るあまり、軍事技術で遅れをとっていた。そのため、パラディ島に封印された「始祖の巨人」の力さえあれば再び揺るぎない地位を確立できると、長い間「始祖奪還」を画策してきた。

登場人物

<マーレの巨人たち>
ライナー達が戦士になる際に継承した巨人を紹介していきます。

女型の巨人
アニ・レオンハート


なんでもできる汎用性が強み。
高い機動力と持続力に加え、硬質化を交えたレオンハートの打撃技は凄まじい破壊力
範囲は狭いが「無垢の巨人」を呼び寄せることができる(コマのセリフを書き出しただけですね!すみません!)

鎧(よろい)の巨人
ライナー・ブラウン

硬質化に特化した巨人。全身で体当たりすれば壁の扉も破壊できる。
実際、シガンシナ区のウォールマリア内門をぶっ壊しましたね…(外門をぶっ壊したのはベルトルト)


顎(アギト)の巨人
マルセル・ガリアード

アギトの巨人は、初めはマルセルが継承した。
だが、パラディ島に上陸する任務中にユミルに食われて死亡。
その後、ユミルはそマルセルの弟ポルコに能力を”返還”する。
ウォールマリア奪還の”失敗”(調査兵団の勝利)の後、ライナーやベルトルトとともに自らマーレへ行き、ポルコに食われたのだ。

獣の巨人
ジーク・イェーガー

獣の巨人にはそれほど特別な能力はないとされてきたが、ジークの場合は違った。
無垢の巨人を操る能力を持っていたのだ。それはひとえにジークが”王家(フリッツ家)”の血をひくからなのだが、そのことは誰にも知られていない。ジークが”自分の両親を密告した”からであると考えられ、「驚異の子」と呼ばれていた。

車力の巨人
ピーク


他の巨人とは並外れた持続力を持つ。長時間の四足歩行に慣れてしまい、ピークが人間の姿でも四足歩行をしてしまうシーンも。

超大型巨人
ベルトルト・フーバー


ベルトルトが継承したのは、「破壊の神」と呼ばれる超大型巨人であった。
実際に、ウォールマリアの外門をひと蹴りで破壊した。それがエレン達にとっての悲劇のはじまりになったのだが…

<その他のマーレの登場人物>

戦士隊隊長 テオ・マガト
マーレ人として、エディア人で構成される戦士隊の隊長を務める。
ライナー達の世代から、今のガビやファルコの世代も見てきた古株。
マーレ人でありながら、たとえエルディア人であっても子供達を戦士にするという軍の決定に懐疑的な発言も。

タイバー家
エルディア人でありながら、マーレの裏の権力者。
巨人を倒したというマーレの英雄へーロスの末裔とされてきたが、真実は少し異なる。

タイバー家当主・ヴィリー

長年マーレの裏の権力者として君臨していたが、表舞台に出ることを決意した。
マーレが軍事技術で遅れをとっている現状に危機感を抱き、他国との協力体制を取ろうとしたのだ。
そのために”パルディア島の悪魔”の存在を世界に知らしめるスピーチを計画。
皮肉なことに、そのスピーチの最中に”本人が登場”し、その脅威は示された。

まとめ
いかがでしたでしょうが!今回は巨人特集だけになっちゃいましたね><
初めは圧倒的な"悪”であった巨人も、ライナー達の子ども時代を知った今では180度見方が変わってきます。。
読み進めるごとに、何が悪なのか何が正義なのかが分からなくなってきております!


息子がグレて「こんな家、出てってやるよババァ」と言ったあと、「何言ってもいいが大学にだけは行っておけ」と送り出し、旅立つその日に「これ持っていけ」と渡します。