八首抄 令和6年4月号 短歌の会 覇王樹|短歌会 2024年3月26日 14:28 成田ヱツ子選 図書室で探しておりました 優しい肩だと言われる時を(森崎理加) この年の平安祈れる元日に揺さぶり揺らす生命体地球(山口美加代) 母の齢共に越えたる姉と吾二人ぼっちになってしまった(児玉南海子) 胃も腸もあるじのわれと同い年粥をすすればうべなひてをり(高田香澄) 熱熱の豚汁鍋を自転車で友持ちくるる冷えしるきタ(田中昭子)あの日から何万回も伸ばす手に触れる手は無く空掴むのみ(三上眞知子) 杳とおき日のわが世の春に舞い込みしあなたの羽は今も空色(鎌田国寿) 人棲まぬ屋敷の大栗狙いたる子連居たらし熊の棚あり(田口耕生)朗読を聴いてみる 覇王樹公式サイト ダウンロード copy #短歌 #短歌会 #覇王樹 #覇王樹社