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【力作】お笑い第〇世代について解説し、お笑い新第1世代を提唱します。
お笑い第1~7世代とは『具体的に誰か』『どんな世代か』『背景や流れ』の項目に沿って、完全主観で全力で書き綴ります。
特に背景と流れに全力です!!
※なので、ググって出てくる世代の定義と解釈違います。。スイマセン。
そして昨今、この従来の世代構成とは また別の構成 が(輪郭が見えるぐらいまでは)形成されてきたので、それについても書いてみたいと思います。
<本題>
お笑い第〇世代を語る上で以下の(僕だけの)前提があります。
★ テレビが主戦場となった時代からカウントする
★ 年齢で決まるものではない。
★ ある程度は名が知れた芸人になってはじめて世代入りできる
(芸人なら誰でも、どこかの世代に属している。という訳ではない)
★各世代でもピラミッドがある
(代表格芸人と、そうではない芸人がいる)
★ 世代の移動がある。
(後述するが、千鳥は旧第5世代だったが、現第6世代)
では順に説明させてください。
お笑い第1世代
【具体的に誰なのか?(代表格)】
・ザ・ドリフターズ(主:いかりや長介)
・コント55号(主:萩本欽一)
【どんな世代なのか】
喜劇を大衆化した(テレビ化した)世代
【どんな背景があるのか】
テレビが一家に一台普及したという時代背景が大きい。
これまで舞台に足を運ぶことでしか見れなかった喜劇を、コントというかたちで茶の間に届けた。
そのため、老若男女幅広く支持されやすい作品が多い。
また、そもそもコントというものにほとんどの日本国民が見慣れていた訳でもないため、爆発的にウケた!!(志村、うしろ!)
※実は、お笑い第1世代でググると「笑福亭仁鶴」「立川談志」といった落語家の名前が並び『演芸ブーム』として定義されることも多いが、前提記載の「テレビ的なカウント」としてここでは割愛
お笑い第2世代
【具体的に誰なのか?(代表格)】
・ツービート(主:ビートたけし)
・明石家さんま
・タモリ
・笑福亭鶴瓶
【どんな世代なのか】
芸人の"ノリ"を大衆化した世代
【どんな背景があるのか】
テレビを見る。という行為も至極当たり前のものとなっている時代。
コントや漫才というネタ芸は、クオリティが高い分、観る側にも集中力やリテラシーを要求する。そうなると、一時のブームでは盛り上がるが、日常的な「テレビ番組」としてはネタ芸は向かない。
テレビでは「素人芸」が見やすさの観点で必要とされるようになり、芸人のノリ(日常)を、「バラエティ企画」「フリートーク」といった形式で具現化しマネタイズした。『オレたちひょうきん族』という番組の面白さはまさしくそれだ。
※この「素人芸」という言葉は文字面だけみずに、ぜひ「上岡龍太郎 芸人論」や「上岡龍太郎 テレビ論」でググってみてほしい。素晴らしい解説が何十年も前に行われております故。
お笑い第3世代
【具体的に誰なのか?(代表格)】
・ダウンタウン
・とんねるず
・ウッチャンナンチャン
【どんな世代なのか】
ニッチを大衆化し、天下まで獲った世代
【どんな背景があるのか】
第2世代から傾向は顕在化されていたが、テレビ視聴者が世代別だけでなく、様々なニーズで細分化されてきた時代。
そのため、芸風も細分化され、芸人毎にファンの空気も大きく異なる。
自分の得意ジャンルから入りコアなファンを獲得し、守備範囲を広げ大衆化し、そして天下(長者番付)を獲った流れが多い。
・ダウンタウン:「シュール」の笑いを大衆化→天下人へ
・とんねるず :「体育会系」の笑いを大衆化→天下人へ
・ウッチャンナンチャン:「心理的安全性」の笑いを大衆化→天下人へ
※ウッチャンナンチャン(というかウッチャン)に関しては、過去ではなく2010年代~現在にかけての天下(イッテQ! の存在が大きい)
お笑い第4世代
【具体的に誰なのか?(代表格)】
・ナインティナイン
・くりぃむしちゅー
・爆笑問題
・今田耕司、東野幸治 など多数
【どんな世代なのか】
天下をあきらめ、長く生き残ることを選んだ世代
【どんな背景があるのか】
テレビ枠が有限である以上、スターの座は椅子取りゲーム。天下を狙うも、第2&3世代の影響力は衰えないことから天下獲りをあきらめ、長く生き残ることに戦略を置いた世代。
そのためバランス力に優れ、技術力も高く、結果、生存率も高い。
※大スターにまで上り詰めたのはナインティナインのみ。
(ナインティナイン:「真面目にがんばる」の笑いを大衆化)
特筆としては、おぎやはぎ、バナナマンといったM-1やキングオブコントが起点で活躍した芸人も今やこの世代に含まれるMCランク。
お笑い第5世代
【具体的に誰なのか?(代表格)】
・フットボールアワー
・サンドイッチマン
・バイキング
・ブラックマヨネーズ
・陣内智則 など(マジで)多数
【どんな世代なのか】
チームプレーの笑いを確立した世代(ひな壇)
【どんな背景があるのか】
いよいよ座れる椅子が少なくなり、スターどころからMCすら打席がない時代を長く経験している世代。
個では華や認知力が低いため、チームで笑いをとりにいく(ひな壇が最も分かりやすい例)。チームプレーが求められるため、協調力に長け、自分に求められている役割を俯瞰して見れる能力が高い。
そのため、コンビの中でもツッコミが活躍する傾向があるのも特徴。
お笑い第6世代
【具体的に誰なのか?(代表格)】
・千鳥
・オードリー
・南海キャンディーズ
・ハリセンボン
・狩野英孝
・平成ノブシコブシ などこちら多数
【どんな世代なのか】
第5世代の中でもスターへのポテンシャルを秘めた芸人
+ 活躍した年代的に第5と第7の間の芸人
【どんな背景があるのか】
「テレビ」というメディア価値の衰退が加速していく中、それでも尚、影響力を拡大し、今後更に冠番組をもつことが多くなってくるだろうという想定に、さほど違和感を感じない芸人。第5世代の芸人よりもタレントランク(≒単価)が高い。あるいは高くなる。世界観と生き様が強い傾向がある。
あるいは、2010年代に活躍が目立つ芸人。
※僕の第6世代は、特に一般的な解釈と異なっていると思う。
お笑い第7世代
【具体的に誰なのか?(代表格)】
・霜降り明星
・EXIT
・ハナコ
・宮下草薙
・ミキ など
※ここは割と分かりやすい。シンプルに若い
【どんな世代なのか】
この時代に「芸人」であり「ネタ」であり「テレビ」を選んだ世代
【どんな背景があるのか】
上記に全てが凝縮されているが、超多様なメディアと立ち位置があるこの時代で、この生き方を選んだ人たち。
そのため、ネタやテレビバラエティをこよなく愛し続けてきた傾向が強く、若くしてネタの完成度や、バラエティでの立ち回りに非常に長けている。
芸人ノリへのあこがれもつよく、「芸人である」ことに誇りをもち、劇場愛も強い。
そんな世代特徴もあり「吉本」が一強に近く強い。
※また、もう何十年も前から若返りを図りたかったテレビバラエティ界の希望の星でもある。
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話はがらっと変わりまして。。。。。。。
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一方、これは僕だけの言い回しでさむくてごめんなさいですが、
「お笑い"新"第1世代」というものもあると思っていて、さらにここから「お笑い"新"第2世代」「第3世代・・」と続くんじゃないかな?と思うものがあるので提唱させてください。
お笑い"新"第1世代
【具体的に誰なのか?(代表格)】
・キングコング
・オリエンタルラジオ
・渡辺直美
・ピース
【どんな世代なのか】
「芸人」を『物理的定義』ではなく『機能的定義』でとらえた世代
※年齢は関係ない
※補足
・物理的定義・・・やる場所、やる仕事をもって芸人と定義する
・機能的定義・・・やる目的、やる理由をもって芸人と定義する
【どんな背景があるのか】
キャリアの入口に「芸人」を選んだが、芸人という「枠」に対するこだわりは小さく、レッドオーシャン化する市場に勝算を見込めないでいた。
そんな中オンラインを中心に時代がめまぐるしく変化し、自己実現ができる場が多様化されたことにより、レッドオーシャンからブルーオーシャンに戦い方をシフトし、芸人というよりは「エンターテイナー」としての生き方を選んだ芸人。
キングコング西野の影響が大きく、これからもこの流れは加速化することが想定される。
(つまり、入口に芸人を選び、時間を「トーク」「コミュニケーション」「人間力」などのスキル向上に投下する。得たスキルと時間を投下し「影響力」と「資金」と「信用」を得る。得た影響力と資金と信用と時間を投下し、いわゆる芸人らしい仕事の枠に捕らわれない「自己実現」を得る。という流れ)←※1
↑※1 「人生の攻略法」の書き方を参考にした図解。
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