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言語化の魔力

最近、理不尽な出来事が続き、精神的に参っていた。
睡眠不足、やりたいことがやれない、倦怠感…。
いつもはポジティブになれるはずなのに二日程度、胸や頭の辺りでモヤモヤ。

そんな時、樺沢紫苑氏の「言語化の魔力」と出会った。

まさに、私の悩みを解決するのにぴったりの内容で1日で一気に読んでしまった。
樺沢氏の著書「アウトプット大全」を参考に、「ビフォー」「気づき」「ToDo」で感想をまとめたい。

1 ビフォー

・悩んでいるという自覚はあっても、言語化せずに「なんとかなるだろう」と、場当たりで過ごすことがあった。それでも気にしていなかった。
・突然、謎の倦怠感に襲われた時、どう対処して良いのか分からず、散歩したりネットで検索したりしたが、効果はイマイチだった。
・以前、樺沢氏の新作をTwitterで知ったが「どうせ、行動最適化大全とか今までの著書と内容がかぶっているだろう」とあまり気にしていなかった。

2気付き(ピックアップ)

①悩みをコントロール率で考える
 ・コントロール不能であれば0%、コントロール可能であれば何%くらい、と可視化す  
    ることで、なんとかなりそうかどうかが判断できる。
    →視座転換
 ・合言葉は、「なんとかなるさ」「できる!」「やれることをやれる範囲でやって
    いく」

②過去を振り切り、「今」に切り替える
  ・「それはそれとして」
    →後悔しても仕方がない、過去は変えられない
  ・「今できることは?」
    →今できることにフォーカスする!
③悩みの自分率を考える(自分にチューニングする)
  ・他人の悩みであれば0%、自分の悩みであれば何%くらい、と可視化することで、
     自分の行動でなんとかなりそうな具合を可視化することができる。
   →視座転換
<3つの軸で悩みを可視化する>

④悩みの解決サイクル
(例 トラブルが発生する → 視座を変える(上記①) →言語化する → 行動する

⑤スルー力を鍛える
・全てを受け止める必要はなく、まるで闘牛士のようにかわす力も備える。
・スルーする言葉
   「へー」「そんな人もいる」「ありがとうございます」
⑥悩みを「再設定」する3つの質問
・本当に困っていることは?
・その悩みが解消すると、満足するか?
・その悩みが解消すると、幸せになれるか?
⑦ニュートラルな思考へ(コップに半分の水があるとして)
・ネガティブ思考
   →半分しかない
・ポジティブ思考?
   →半分もある
・ニュートラル
   →半分、水が入っている
これを活かすために、ニュートラル思考のフレームワークで考えてみる。
 ❶事実は何か?
 ❷感情は何か?(どう感じる?)
 ❸思考は何か?(どう考える?)
 ❹じゃあ、どうする?今、できることは?
 ❺同じ失敗を2度としないためには?(フィードバック)
→個人的には、このフレームワークでかなり思考がスッキリできた。

他にも本著には、悩みを目の前に形として表すコツがわかりやすい文章で書かれている。
時代の変化とともに、悩みのパターンも複雑化しているように感じる。
でも、複雑に捉えているのは自分であって、そう思い込んでいる可能性もある。
本著は、そんなとらわれから、俯瞰して考えるきっかけとなった。

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