指標トレードの勝ち方&今日のCPIの必勝法を伝授
さて今回は指標時のトレードについてのご質問にお答えし、解説していきたいと思います。
最後に2/14の重要指標、CPIでの立ち回り・考え方についても書いたので是非最後までお読みいただければと思います。
今回はかなり本編が長いので早速もう行っちゃいましょう!
指標トレードでの考え方・勝ち方とは?
まずはご質問内容から参ります。
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HANS師匠 閑散期の逆張りマーチンの頃からからずっと拝読いたしております。いつもありがとうございます。
2月3日の雇用統計の時の事ですが、
私はゴールドの伸びたところを逆張りナンピンしまして、入るのが早すぎたのと、思ったより伸びたのとで、かなりやられてしまいました。その後もゴールドは激しく動いている中、どうしても戻りを狙ってしまい、少しブレイクしたら買いで入り→あっというまに損切りを繰り返してしまいました。
HANS師匠は2月3日の雇用統計は上手く立ち回られたと思いますが、その時どにように立ち回られたか、又考え方などを教えていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。
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それではご回答に参りたいと思います。
逆張りマーチンの頃からご存じいただいていると言うことは、僕がまだ数百万、数千万の頃からということですね。なつかしい限りです。今となってはあんなマーチンゲールの危険な資金管理でよく増やせていたなと思いますが、前回の記事ではちょうど深夜の閑散時間帯のトレードをテーマにした通り、深夜が得意なのは健在です。
とまあ前回は比較的ボラが小さい時間帯のお話でしたが今回は真逆。真逆も真逆。指標時の恐ろしいほどの高ボラ相場の解説になります。
まず指標時のトレードの根本的な部分から考えていきましょう。
指標時に何を見てトレードするのか。もちろんチャートにも流れが現れることはありますが、指標時のトレードの成功率を高める上で最も大事なのは、
指標そのものです。
これだけは間違いなく言えます。今回の2/3発表の雇用統計では僕はショートでそれなりに稼ぐことができましたが、僕はそもそも、
雇用統計の前の時点で、指標がどういう数値だったら何をするのかというのがチャートを見る前から既に明確に決まってます。
ぶっちゃけしっかり指標の数値さえ追えていれば、指標時のトレードにおいてチャートの形なんざほぼ関係ありません。
例えば今回の雇用統計においては数値の何を、どういう考えで見れば良いのかを解説していきます。
雇用統計に限らずですが、経済指標の発表の前には必ず、
市場予想値
が発表されます。雇用統計の場合は、多くの項目がありますがそれらの数値の予想値というのが必ず公表されています。
ちなみにこの予想値は誰が予想しているんだという話ですが、経済関連の大手データバンクが証券会社や投資主体、財界人になどの予想を集計し、その中央値や平均値を扱って、予想値を出しています。予想値を公表しているところは多くありますがどこが公表している数値にも大差ありませんし、日本の経済指標サイトに出てくる数値は大抵Bloombergが発表している数値です。世界の投資家たちが最も見ているのもおそらく同社の数値でしょう。
その予想値と実際の速報値を見る上で、雇用統計では主に、
「失業率」「非農業部門雇用者数」「平均時給」
この辺りの重要項目を見るようにしましょう。これらを見ることで、
経済は加熱しているのか、減速しているのか
この市場の傾向を占うことができます。ではなぜこれを見ることが大事なのか。
まずアメリカの株式市場および金融商品市場はそもそもどういう傾向があるのかということですが、これはもう明確です。
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