見出し画像

逆張りと順張りは全く別の考え方で臨むべき、というお話


前回の逆張りの記事に関してご質問をいただいたので、今回は前回の記事の深掘りをしながら、そちらにご回答していきたいと思います。

今回は僕のこれまでの経験から導き出されるトレードの答えをまとめました。

今回も長いので早速参りましょう!





ご質問内容


まずはご質問内容から参ります。

⭐️⭐️⭐️

いつも大変に勉強になる投稿、誠にありがとうございます。

「逆張りが一番簡単な理由」 大変参考になりました。

特に、明確なサインを待つ →これに大変な感銘をうけ、まさに自分がいまいち勝率があがらないのはコレだ!と思いました。

この考え方は及川師匠式の天才チャート順張りにも応用できる、普遍的な姿勢なのでしょうか?
順/逆でアプローチの違いなど、心がけている考え方があればご教示頂ければ幸いです。

⭐️⭐️⭐️





逆張りについての補足


それではご回答になります。

まず前回のこちらの記事を振り返りつつ、少し補足をしたいと思います。ご覧いただいてない方はぜひ先にこちらをご覧いただけると幸いです。


ご質問でも触れられていらっしゃいますが、前回の内容でやっぱり重要なのは

明確なサインを待つ

ここにどれだけ重きを置いて、慎重になれるかにあると思います。逆張りにおいてはタイミングさえしっかり待つことができれば非常に簡単なトレードになりますが、逆にそこを見誤ると強い動きに飲まれてしまいます。

さらに加えて1つ、逆張りについて大事な補足をしておきたいと思います。


これは前回載せたスクリーンショットと同じものですが、僕ならこちらの青矢印でエントリーしたくなってしまうだろうという話でした。しかしこのエントリーでいうと必ず損切りになるでしょう。この場合は直前のとてつもなく長い上髭を明確なサインとして待った後にエントリーするわけですが、それでも負けてしまいます。

では、この場合の負けを回避する方法はないのか

というと、あります。

まずなぜ逆張りがやりやすいのかという所を考えると、前回の記事にもいくつか書きましたが、もう1つ大きいのは、

トレンドが出た後にエントリーできるから

という部分が大きいです。直前に大きなトレンドなどが出た後にそのリバウンドを取りにいくわけですから、狙う方向は1方向のみ。しかし順張りの場合はニュートラルの状態から上下のどちらかに伸びるわけですから、どちらに伸びるかという部分も含めて考えなければいけません。

しかし逆張りは「どちらに賭けるか」の目線は固定できるので、障壁が1つ減ります。

つまる所、その恩恵を受けるには、

ここから先は

2,789字

¥ 390

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?