この日々のことを覚えておくための日記3

2020/4/27 今こそAKIRA読み返そうってなってたのが、今こそナウシカ読み返そうになるなんて、想像もしてなかったな。

2020/4/28 このタイミングでもうすぐ賃貸の更新である。更新料を安くできないか電話をかける。

2020/4/29 半額になる。賃貸契約も郵送手続きになっていた。永遠にそうしてほしい。

2020/4/30 家賃を払う。大家さんにお礼を言う。

2020/5/1 料理のレパートリーが増えていく。今日はアチャールを作ったけど、失敗したかも。

2020/5/2 逼迫する様々な文化を生業とする人たちが、クラウドファウンディングなどで募金を募ったり、署名の活動をしている。怒りが湧く。こんなこと本来はする必要がないのだ。国が文化を軽視していなければ。

2020/5/3 オーロラは昼も光っている。太陽が明るすぎて見えないだけで。(ノーマンザスノーマンを観て。)
何かとても素敵なことを思いついたのだけれど、思い出せない。

2020/5/4 水平線上の陰謀、こんな面白かったっけか。天国へのカウントダウンの次に好きかもしれない。緊急事態に人(にん)がでる。咄嗟の行動に。蘭の行動は少しイラっとするけど、あのやさしさが蘭の蘭らしさなのかもしれない。天国へのカウントダウンも水平線上の陰謀も、人の性みたいなのがよく現れてて素敵だ。

2020/5/5 詩が聞こえる電話番号というのを設置した。(050-3573-4778)
そこで久しぶりに詩の朗読をした。いくつか試してみた。詩の朗読がとても体力を使うものだということを思い出す。心臓がからっぽになっていくような。朗読の途中で、玄関のドアがノックされた。とても出れる状態じゃなったので、無視してしまった。
別の朗読を録音すると、前の朗読は消えてしまう。永遠に失われた声。永遠に失われた詩。
鳴らない電話。再生されることのない声。永遠に発されない声。ヘンリーダーガーの住んだ屋根裏が誰にも見られることのないままに失われたのなら、それはとても美しくも思える。それこそが永遠だ。誰も知らないということでしか永遠は保たれない。そうした「永遠」がこの世界にはいくつもあるのだろう。しかしそれらは知られなければいけない。この世界に永遠なんてあってはいけないのだ。

2020/5/6 abemaでヱヴァンゲリオン新劇場版 序、破、Qを三夜連続で見る。破はやっぱりとてもつらくて、「やめて」と声を漏らしながら観てしまう。Qはやっぱりわからないところが多い。スピードが速い。シンジくんと同じ戸惑いを抱える。アスカの声が妙に明るいというか序破と違っていて、それは14年のブランクとなにか関係あるのか。シンジくんがあまりにかわいそうで、「安らぎと自分の場所」を見つけてほしいって思う。早く続きが見たい。
外では雷が光っている。夜。とても大きい。しかも近い。真っ暗な部屋が発光する。部屋は暗いままに寝転がって天井を見上げる。時々、雷が天井を青白く見せる。雷の音よりも強く打ち付ける雨音が響く。窓を見ても雷は線を描かない。ただ空が発光するばかりだ。雷が少しずつ遠ざかっていくのを感じながらぼくはねむってしまい、気づくと朝、空は晴れている。

2020/5/7 ガラケーが壊れた。受信メールが見れなくなった。電話はできる。本来の携帯電話。メールも送信だけはできるみたいで、一方通行の電子機器。メールを待つことをしなくていいのは、楽かもしれない。名義が違うから故障を調べることはできないと言われた。名義の変更も大変そうだった。久しぶりのドコモショップ。ここ数年で携帯電話に対するセキュリティーが上がったことを感じる。それか短縮営業の中で、マニュアルがしっかりと運営されているということか。

2020/5/8 ほぼ毎日自慰をしている。そういえばエヴァの新劇場版では自慰が描かれなかった。性的描写は裸の綾波レイに倒れこんでしまうところ以外には見当たらない。(ポップなアイコンとして描かれるものはあるが)14歳の少年の生への葛藤の中に、性への戸惑いは必須に思われるが。それとも秘密は秘密として、シンジを守る世界線なのだろうか。


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