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祇園祭

少し気が早いですが、祇園祭の
お話を書きます。(7月1日~31日)

去年もあったのでしたっけ?
どんな時でもとぎれることが無かった
お祭りも、流石に全世界がロックダウン
した時にはお休みになりましたね。
ひょっとしたら、神渡りの神事などは
密かに行われたかもしれませんが。
(調べて見たら・・
応仁の乱後は30年間中止、
将軍や上皇崩御時も中止、
コレラ流向時も中止、対戦中も中止、、
案外中止がありました)
中止や延期を経て、毎回祇園祭の
町衆の心意気で再開されたそうです。
凄いぜ祇園祭。

さて、表の写真は
「保昌山(ほうしょうやま)」のてぬぐい。
何でもこの山、縁結びの山らしく、
毎年、ちまきや手ぬぐい、御守りなどを
求めに来る方が沢山あるとか。

私は、たまたま妹が知人に
「近くにお仕事行くなら貰ってきてほしい!」
と頼まれたそうで、
手ぬぐいを日常使いしている私にも
お土産で頂きました。ありがとう!
丸山応挙の下絵が元に作られた胴飾り
(山の前や横に垂れている布)の図です。
張騫(ちょうけん)鳳凰図という絵だそうです。
流木に乗り河を進み、
牽牛織姫(七夕の織姫彦星)にあい、
ザクロを東方に伝えた仙人だそうです。

調べていくとこういう記事(下)に当たり、
へぇ!と知ることが多いので、面白いです。
知らないこと沢山。
そしてきちんと研究してくださっている方が
いらっしゃって、
記事にしてくださるから、ありがたい。

後、祇園祭で持っている手ぬぐいは
「蟷螂山(とうろうやま)」。

カマキリ可愛い。
妹が遭遇した、試引きの日
(曳き始めという)。

曳き始めは、女子供も参加できるので、
祇園祭に詳しい方はこの日を狙って
京都入りするそうです。
鉾立ての日も人気だとか。

あ、なぜ保昌山が縁結びなのかを
お伝えするのを忘れておりました。

保昌山・・
宮中で和泉式部を見初めて
恋文を送り続ける保昌
(藤原保昌(ふじわらのやすまさ))に対し、
和泉式部が紫宸殿に咲く紅梅を
一枝折ってきてほしいと難題を課す。
保昌は夜陰に乗じて内裏に忍び込み、
警護の武士に矢を射かけられながらも
紅梅一枝を持ち帰り、所望に応えた。
その後、保昌は和泉式部と結ばれた。

という故事にちなんだ山だからだそうです。
山の上に乗っている人形が
紅梅の枝を抱えているのが見て取れます。

♪ コンチキチン ♪ が鳴り響く京都。
一番暑い時期です。
お越しの際は暑さ対策をして
いらしてくださいね。
マジで蒸し暑いから。
汗ジャージャーですから。

それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.


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