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酸化作品窯出し

酸化の窯出しです。
参加の場合、途中で炎をいじる必要がないので
電気炉で焼きます。
1230度まで、徐々に温度が上がったらOK。
なので、窯詰めには気を使いますが、
(釉薬の剥がれ、高台部分拭き忘れなど)
気持ち的には楽~。

さて、どんな作品が入っていたのか
ざざっと見て見ましょう。

かぐや姫を入れておいたらいいのかな?

茶わんと水盤かな?

夏の窯だからか、涼しげな色合いの
釉薬が選ばれていますね。

黄色に緑の点々がいいアクセント。

その後ろの伏せて置かれている茶碗、
三方向へ伸びている棒が乗っかっています。
あれは、高台にまで釉薬を掛けて焼く時に、
高台の棒が接着にする部分は、
△になっている頂点があたって焼け、
簡単に取れて、器としては
『全部に釉薬がかかっているよ。』
となる道具です。基本、使い捨てです。
楽茶碗など高台全部に釉薬がかかっている物は
こうして焼かれていることが多いと思います。
(そのお家(窯元)独自の技法があると思うので
これだ!とは言い切れません。
朝日焼きも大昔は、ギザギザが
くっきり出ている貝殻を3方向に置き、
その上に器を乗せて焼いていた
時期があるらしいのです。
なので、道具や焼き方にそれぞれの工夫が
凝らされていたと思われます。)
*貝殻は残っていますが、
使っている所を見ておらず、歴代のパイセンに
話を聞いただけなのです。
貝殻から出る珪素?何だかの成分のおかげで
釉薬とくっ付きにくく,,結果,剥がれるし
面白い跡もついていいジャーンって。
使っていた“らしい”です。

話を元に戻しましょう。
酸化窯出しです。
酸化焼成で使用可能な釉薬は、
赤、茶色、黄色、緑、青、。。と、
色とりどりなので、華やか。
窯出しが楽しくなります。

先日も酸化の窯出しがありました。
その話題は・・一年後?
楽しみに待っていて下さいね。
それでは今日はこの辺で。
また明日。
Please stay healthy and stay safe.


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