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花弁餅(はなびらもち)

こんにちは。
今日は、お正月初めに飲むときによく頂く
「花びら餅」のお話です。
冒頭の写真が、それ。

白い餅の中に、赤い餅を包み、
ごぼうの甘く炊いたものと、
みそ餡を包むという、
甘いんだか野生味あるんだか・・

そもそもは、宮中で新年行事の
歯固めの祝いに長寿を願い、
餅の上に赤い菱餅を敷き、
その上に猪肉や大根、鮎の塩漬け、
瓜などをのせて食べていたそうです。

タコス的な?くるっと巻いて??

段々簡略化し、餅の中に食品を包み
公家などに配られるようになった。
それを明治時代に
裏千家元十一世玄々斎が初釜のときに
使うことを許可され、
新年のお菓子として使われるようになり、
全国の和菓子屋でも作られるようになった。
らしいですよ~。(ウィキ先生より)

なんでも、白い餅が雪、
赤い餅は梅を表しており、
甘いごぼうは、
梅の枝を指しているとかいないとか・・
風流~。

そして、ごぼうは本来の押鮎
の見立てとしておかれたそうです。
ごぼうは、
土の中にしっかり根を張るので
「家の基礎がしっかりしている」ことや
「長寿」を願う意味が込められていて、
おせちのお煮しめなどにも使われている
縁起のいい根菜。で重宝されるんだって。
(押し鮎とは、塩漬けにされた鮎
熟れ寿司(なれずし)の仲間っぽいです)

なんだか、今の形になって、
甘いおやつになって良かった~。
そうでなかったら、
猪肉と大根、すっぱい匂いのする鮎を
餅で包んだものをガブリと食いつき、
食べる事になっていたかもしれません。
いや、庶民に降りてくる時点で
もっと簡略化されているでしょうが・・
それならば、
角煮を包んだカーパオ的なのがいいな。
そうすると抹茶には合わなくなるから、
中国茶か、番茶あたりで・・
もうすでにご飯(笑)

そんなこんなで、
新春を寿ぐお菓子のお話でした。
皆様は新しい年のおやつ、
何を食べましたか?
え?いちご大福??
いいですね~。

また明日。
Please stay healthy and stay safe.

作陶館ブログ


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