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民藝展(中之島美術館)

こんにちは。
今日は,明日までの(9/18)、
中之島美術館で開催されております
「民藝展」へと行って来ました。
案外たくさんの方々が訪れておりました。
(今日は長いよ)

民藝とは…
『名も無き職人の手から生み出された
日常の生活道具を「民藝(民衆的工芸)」と
名付け、美術品に負けない美しさがあると唱え、
美は生活の中にあると語りました。
そして、各地の風土から生まれ、
生活に根ざした民藝には、
用に則した「健全な美」が宿っていると、
新しい「美の見方」や「美の価値観」を
1926(大正15)年に柳宗悦・河井寛次郎・
浜田庄司らによって
提唱された生活文化運動です。
(日本民藝協会のHPより抜粋)

民藝品とは,彼らが提唱するまでは、
各々の地域で,細々と営まれていた工芸品であり
華美なものではないが、日常の中の
ひとときの華やぎを与えるもので、
当たり前のものとして作られていたもの
だったのでした。

日常遣いに耐えられるため,丁寧ではあるが
どこか無骨なもの、細かく作り込まれ
頑丈さを兼ね備えられていたもの等々…
年々、作り手が少なくなり
廃れていく運命だった物たちに光を当て
『美しい物たち』とした。
今では「ああ、民芸品ね〜」と言われて
片付けられてしまいがちな、この言葉ですが、
この方達が提唱しなかったら「民藝(みんげい)」
と言う言葉すら無かったのか〜と思ったら、
なんかすげぇ!ってなりました。
(感想のオチ〜)笑

展覧会会場は
衣食住の3パートに分けられ展示されており、
まずは…“第一回民藝展”で展示された物たちの
復元から始まりました。

ダイニングを復元。

なんだろ、和洋折衷っていうの?
そもそも健全で美しい日常品を集めたら
世界中の根源は何かしら共通する物があり、
チグハグにならないよ〜って感じ?

着物のブースでは
『紋の美しさは やはり人為であって、
人為を超えるところにある』
と書かれていて、なんだろ…
なんかなるほど〜って思いました。
(感想の語彙力のなさァ〜…)

よそンチ(家)のおくどさん(かまど)のある
台所について…
『「無類な美しさが潜んでいる」場所である
なぜならば、家の中で1番広い場所であり
これらは毎日使われ、磨かれ、
元の位置に陳列(戻される)されるのだ。
よってこれらは大変力強い美が宿る」
のであると書いてあり(意訳)、
確かに京町家など古い家や、お寺さんの大きな
台所って、道具たちがどこか、
ガチャガチャとした音を身に宿しつつ、
火の気がない時はシンっと静まり返っており、
格好よく言えば「静謐(せいひつ)」な場所。

なんか、なるほど〜って?(疑問系の納得〜)笑

まぁ,サクサク進みましょう。
朝鮮半島で使われていた綱袋(鶏卵入れ)、
猫が入って行きたくなる
猫ちぐら(?)

これそっくりで、卵が落ちないように
蓋がついているものが展示されていて
「可愛い〜♡」となりました。
卵入れてプラプラ持って歩きたい!
沖縄の螺鈿茶盆(らでんちゃぼん)とその土瓶、
茶碗が欲しい〜!ってなったり、
薬を煎じる小さなやかん可愛い〜って。
結局は「オモロ、ええやん、欲しいー」
で回って来ました。

今回、見に行ってよかったですが、
松本市で見た民藝館の「民藝品をたくさん陳列」
と言う、ざっくりしたものの方が
ゆっくり見られて心躍った…と言うことは
内緒です(笑
入館料もめっちゃ安かったですしね。
(松本市までは交通費、めっちゃかかって
いますけれどもね!行ってよかった街です)

帰りは人っ子一人いない駅に慄きつつ
帰路に着きましたとさ。

世紀末かな…?(笑)

皆様もお時間あれば、どうぞ〜。
明日(9/18)までです。

また明日。
Please stay healthy and stay safe.


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