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御本手窯詰め

こんにちは。
今日は、今、2024年の世界線のお話。
御本手の窯詰めをしました。
今回は、、作陶教室の作品の
焼き上がり『早くして!』順位の高いものと、
工房の作品とを入れました。

そこで気になった作品が数点。
冒頭の写真にもありますが、
酸化で焼いたものを(もしくは焼きあがった物を)
もう一度御本手の窯に入れて焼いてくれ
という意味で置かれていた作品。

酸化焼成されている黄色と赤い器たち
(白土か赤土の違いです)

もちろん、お願いされたならば入れますが、
コレはきっと綺麗な色にはならないだろう
な~と、思いながら入れました。

還元と、酸化の焼成は、両極端な焼き方。
一方は、空気を気にせず1230度まで
温度を上げる酸化焼成。
もう一方は、土の中の空気まで使い切って
焼き上げる還元焼成。
なので、釉薬の縮れさえ気をつけたら、
どちらも再焼成は(案外)可能。
同じ焼成窯限定でです(酸化なら酸化)
(色の出具合が、1回だけの焼成作品の
焼き上がりと少し異なりますが)

しかし、
御本手はどちらの焼成もまたがる焼き方。
還元から酸化へと急転換します。
なので、どちらかへと傾いて(酸化、還元)
焼きあがった物を、もう一度色をほぐして
(化学変化を起こして)
御本手の斑点を出すのは、ほぼ無理~。
なんかね、酔っぱらったみたいな
変な模様が出るのです。

今日は、少々イヤミったらしく、
意地悪な文章に思えるかもしれませんが、
それだけ御本手焼成は、
なんか、ちょっと、めっちゃ、
最後の転換時に心を砕き、見守り、
計算しまくって
(一分間に上がる温度を計算して、
細かい微調整をします)、
大変やねん!という事をお伝えしたくて。

今日の作品が、どういう色合いで
焼きあがって欲しいと言うお願いで
お預かりしたのか、幽霊部員のワタシは
作陶館でのやり取りを聞いていないので、
よく分からないですが。。
(申し送りがなかったので)
「うーん、入れてみるけれども、
そのままのほうが良いよ?
何なら、上絵付けをして
華やかにしたらいいのに」なんて
思いながら窯詰めをしました。

その他、今から窯詰め待ちの作品

なんだか書いていてモヤモヤしてきました(笑)
焼きあがり、面白い変化があったら
なにか書こうと思います。
綺麗な変化があったらいいけれど~。
今日は尻切れトンボで終わりますね。

それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.



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