毎日一分で読める憲法基本問題15
★今日の問題★
国民主権の概念は、どのようにして登場したのか? また、国民主権の「主権」には、三つの意味があるとされているが、具体的には?
胡桃「10秒で答えてね。よーいどん!」
建太郎「おう」
1秒
2秒
3秒
4秒
5秒
6秒
7秒
8秒
9秒……
胡桃「10秒経過。どうかしら?」
建太郎「国民主権は、国民が主権を持っているという考え方だよな」
胡桃「その考え方は、何に対抗する考え方として生まれたか分かるかしら? 」
建太郎「主権は、国王が持っているみたいな考え方かな」
胡桃「そうね。君主主権に対抗する概念として登場したわけね」
建太郎「おう。君主主権と言うんだな」
胡桃「そして、国民主権の「主権」には、三つの意味があるとされているわけだけど、これは何か分かるかしら? 」
建太郎「うーん。何だろう? 」
胡桃「これは覚えてよね」
国民主権の「主権」には、次の三つの意味がある。
1、国家の統治権
2、国家権力の属性としての最高独立性
3、国政についての最高決定権
胡桃「まず、国家の統治権というのは、国家が統治する領土とか領海の範囲の話ね」
建太郎「うん。どこまでが、日本の領土、領海なのかと言う話だな」
胡桃「それから、国家権力の属性としての最高独立性というのは、日本が他の国の支配に属しない、独立した国家だという意味よ」
建太郎「うん。属国とか植民地ではないということだな」
胡桃「そして、国政についての最高決定権というのは、国の政治を動かす権限ということね。国民主権の場合は、国民がその権限を有しているということなのよ」
建太郎「なるほどな」
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