毎日一分で読める憲法基本問題10
★今日の問題★
法の支配とは何か?
胡桃「10秒で答えてね。よーいどん!」
建太郎「おう」
1秒
2秒
3秒
4秒
5秒
6秒
7秒
8秒
9秒……
胡桃「10秒経過。どうかしら?」
建太郎「ええっと。これは法によって国民を支配するんじゃなくて、国家権力を法によって支配するという意味だっけ」
胡桃「その考え方でいいわ。つまり、こういうことね」
すべての国家権力が正しい法に拘束されるという原理のこと。
専断的な国家権力の支配を排斥して、権力を正しい法によって拘束することで、国民の権利、自由を保障することを目的としている。
建太郎「うん。OK」
胡桃「じゃあ、法の支配の具体的な内容は何か分かるかしら」
建太郎「ええっと。適正手続の保障とかだっけ」
胡桃「答えをいうと次のとおりね」
1、個人の人権保障……国家権力の濫用から国民を守り個人の尊厳を確保する。
2、憲法の最高法規性の承認……憲法は行政権のみならず、立法権をも拘束する。
3、適正手続……手続の適正を要求する。
4、裁判所の役割の重視……憲法の最高法規性を担保するために裁判所の役割を重視する。
建太郎「おう。4つあるんだな」
※問題は、ノベル時代社の肢別100問ドリルを利用しています。下記サイトから入手できます。
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