ドーピングたくあん
たくあん作りがどうしてもうまくいかない。
田舎暮らしをはじめてやってみたくなることシリーズのひとつに「たくあんを漬ける」というのがあると思う。
都会に暮らしていた頃は、たくあんと言えばスーパーに並ぶ黄色いアレくらいにしか意識していなかった。
だが、田舎ではたくあんを自分で作る人口が少なくない。
そもそもどのように作るのか、もちろんネットの時代なので調べればいくらでも出てくる。
だが、わたしはたくあん作りを始めて一度も成功したことがない。
そもそもたくあんの作り方は至って単純だ。
大根を育てる→収穫した大根を干す→糠と塩で漬ける。以上。
なのに、毎年失敗する。
まずは大根を育てるところでの失敗。
次に大根は育ったのに、収穫する時期に「めんどくさいや〜」なんてのろのろしているうちに霜にあってスが入って失敗。
次にせっかく良い感じに収穫できた大根を干していて、夜取り込み忘れて霜に当ててスが入って失敗。重石の重さが足りなくて失敗。失敗、失敗。
そんな感じの失敗続きの数年でスッカリやる気をなくし、今年はたくあんのための大根を育てることすら忘れ去ってしまった。
だがしかし、
わたしにはこの時期になると道の駅やスーパーでみかけて気になっていたものがある。横目でチラチラ見ながら、あれならば、途中からたくあん作りができるじゃないかと狙っていた。
干し大根。
意外と難しい干しの作業をすっ飛ばしてあとは漬けるだけ!
さすが田舎、たくあんは自宅で漬ける文化が生き残っているから、途中までやってくれる人がいる。
あちこちのスーパーや道の駅でチェックしたところによると、一本当たりだいたい180円〜200円程で束にして売られていることが多い。
もう今年はこれでいいや、ドーピングたくあん。
これで上手くいったら来年は大根から作るのにもう一度挑戦しよう。
と言う事で、たくあん作り忘備録。
まずは大根の重さを測る。
5本全部(葉も含めて)
糠(干し大根の15%)
粗塩(干し大根の6%)
きび砂糖(干し大根の3%)
昆布 適量
鷹の爪
道具
樽20型
押し蓋(樽に付属の重石を乗せる板)
重石5kg×2
漬物用ビニール袋
あらかじめ糠や塩などをボールでしっかり混ぜ合わせておく。
漬物用ビニール袋を樽の中に敷く。
混ぜ合わせた糠を撒いてから、その中に大根をギッチギチに詰め込んでいく。隙間には大根の葉の部分を詰め込み、糠を撒いて隙間を埋め込んでいく。
残った糠を全部被せて、その上に押し蓋と重石二つを乗せてビニールの口を閉じる。
この時点では蓋はのせても閉まらない。
埃などが入らないように、紙で蓋をしておく。
このまま涼しいところに置いて一週間くらいして水がしっかりと上がってきたら、重石を、一つ外して、漬けてから1ヶ月で食べられるようになる。
予定。
今年こそ、食べられますように!!
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