失恋して1週間経ちました。

 おはようございます。今日はなかなかに暑いですね。そんなことないですか?何日か前くらいから、いくら蚊取りをつけても夜中に蚊がいて、めちゃくちゃ不快に眠る日々が続いていたんですね。で、ふと気になってアースノーマットの中身を覗いてみたら、空でした。ぶっ飛ばそうかと思いました、自分を。

 はのとです、初めまして。

 私事で恐縮なんですけど、私、一週間前に、人生で初めて失恋をしました。20歳の夏です。初めて。いや、正確には初めてではないけれど、きちんと人と向き合って、きちんと振られた。精神的には初めてのことでした。

 その日は悲しみに押しつぶされそうになって、苦しくて苦しくて、幸せだった日々を思い出しては、もう戻れない現実に苦しめられました。これが、失恋か。backnumberやコレサワが教えてくれていた、あの痛みか。

 で、色々あって翌日、私の感情は怒りにも似たものになりました。元恋人が、別れた本当の理由をラインしてきたからです。内容は、直接的には言えないような、重たいもの。でさ、本当に酷かった。○○しようとして別れた、でも、できなかった。だから戻りたい。なんて言われまして。

 なんて自分勝手なんだろうと。私はなめられているのかと。私ならいつでも戻ってきてくれると思っているのかと。もてあそばれた私の感情はどうしてくれるのかと。

 冷静じゃなかったですね。私。あんなに焦がれていた復縁のお誘い。全然素直に受け取れなくて、結局その日の夜に電話で軽く口論になって、しばらく距離を置こうということになりました。というよりも、あんたが頭冷やして冷静になって、状況が落ち着くまで連絡してこないで、という感じです。私からは連絡しないから、と。

 思い返してみると、ああやって口論したのは初めてだったかもしれません。二年間も一緒にいて、たくさん笑ってたくさん話して、もちろん小さなことはありましたよ。でも、あんなふうに口論なんて、したことがありませんでした。それは、私が遠慮していたからだって、そのとき気が付きました。

 彼の主張を聞いて、その内のほんの少ししか、理解できる部分がありませんでした。卑屈で、マイナスで、この世の何も信じていない、みたいないい分でした。でも、少しは理解できました。私が恵まれた環境で、素敵な人に囲まれて愛されて育った、ということ。綺麗な私には、彼の本当の気持ちは理解できないんですって。そうみたいです。

 私の言うことは、きっと彼にとっては綺麗事以外の何物でもなかったのでしょう。それが、彼を苦しめていたのでしょう。

 でも、そんなに抱えていることなんて、私には気が付けませんでした。悔しかったな。気が付けなかったこと。恋人なのに、そんなに追い込まれるまで相談できなかったこと。最後まで一人で抱えようとしていたこと。悔しかった。

 一週間経って、少しは冷静になれました。怒りはまあまあ静まり、その分悲しさが感情の器の大方を占めています。冷静になれないまま話して、距離を置こうと言ってしまったことへの後悔。私からは連絡しないって言ったことへの後悔。でも、あのままあの日戻ったとしても、きっとうまくいかなかったんだろうとも思います。結局、私は負の感情を抑圧して我慢してしまうし、彼は私に本心を吐けないでしょう。

 だから、距離を置くこと自体は正解だったと思います。まあ、そう思わないとやってけないんですけどね。結局、どちらかと言えば私が捨てられた方ですから。

 悲しいな。寂しいな。今まで当たり前にしていたことができなくなるって、こんなに苦しいことなんですね。知りませんでした。失恋ソング聴いては、えも、、、とかほざいていた私ですが、そんな軽い気持ちで言えるものじゃないですね。こんな複雑な感情を、エモい、の一言で片づけてしまうことなんてできない。自分の軽率さを反省しています。

 何がしたくてブログを開いたのか忘れてしまいました。振られた日、友人に言われたんです。「言語化することって大事。ノートとかに書いて見てごらん。」って言われました。そういうことかも。私の場合、それがブログになってしまうんですね。

 結局、この一週間虚無と共に生きてきました。でもね、大学の忙しさが佳境に入りまして、単純に悲しみに溺れているほど暇にはなれないんですけどね。その忙しさの間の、一瞬の隙。そこに、悲しみが入り込んできます。例えば、登下校中の電車の中。例えば、授業中。例えば、食事中。例えば、寝る前。

 情けないことをしたくなる。つまらない女になってしまいそう。でも、そうはならない。大丈夫。私は強いから。彼から連絡が来ようと来なかろうと、私は大丈夫。自分の幸せは、自分でつかまないと。人頼みなんて、一番私らしくないじゃんね。

 幸せになるために、今は少し、休憩。

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