年下彼氏が年下彼氏すぎる

 こんにちは。超健康優良児なので、私の生活リズムは崩れません。23時には眠りにつくし、8時には起きます。例え夜更かししたとしても、何時に寝ても8時台には起きます。なのに。なのに、今日は起きたら10時だった。何か月ぶりだ…

 はのとです。初めまして。


 私に年下の恋人ができたという話は以前したのですが、


 彼が生粋の末っ子体質ということもあり、絵に描いたような年下彼氏です。恋人になった瞬間から感じていた。今日はただの浮かれている話なので、心に余裕がある人だけ読んでください。


 私、可愛いを売りにしている男性アイドルとかが苦手なんです。いや、それはいいの。苦手なのは、自分では可愛い自覚ないけど、みんなが可愛いって言うなら可愛いのかな? みたいなスタンスのタイプ。

 だから、「ほら、俺可愛いでしょ?」みたいなタイプはむしろ好きです。千葉雄大さんとか、もう完全に振り切れているタイプ。可愛いを全面的にしっかりと狙っていくタイプ。だけどそうじゃなくて、自分では思ってない感じの態度で振り切れていない可愛いが苦手なんです。

 あとは、まあネット上の可愛いですね。それは人気があるから許されるのであって、普通の人がやってたら普通に引かれるだろ…ってやつ。にゃーとか、ぐすん、みたいな、苦手だから見ていないので具体例がぱっと出てこないんですけど、そういうの、男女どちらも苦手です。


 そんな私に年下の恋人ができて感じること。はい、一言。

 「可愛い」

 なんてこった… 

 彼はお姉さんの影響でサンリオが好きで、ベッドにも色々ぬいぐるみが置いてあって、それらを抱き枕にして寝ています。あっっっざといな。モールとかに行っても、可愛いキャラクターを見つけると写真を撮って送ってきます。私より可愛い。なんだこれ。私、こういうの苦手じゃなかったっけ。

 付き合うってなったときも、どっちが告白したっていうよりかは、私が言わせたっていう表現がたぶん1番正しくて、「あんた私のこと好きなの?」「好きです、めっちゃ好きです。」「それはどういう意味の好き?」「もう、全部です。」「異性としては?」「大好きです。付き合いたいくらい好きです。」みたいな感じ。

 でさ、私も彼のことを好きだ、という事実には一切気が付いていなかったから予想外だったらしくて、そのあと30分間くらい悶絶していました。「恥ずかしい」「やばいむり顔見れない」みたいなことを繰り返しながら、全然こっちを見てくれない。

 私が「おいこっち見ろ」とか言って、一瞬見るんですけどすぐに逸らされます。「うわーーーー」って絶叫して悶えていました。え、可愛い。どうしよう、なにこれ、可愛い。

 その後、夜の散歩をしながら話していたんですけど、なんだろう、眠くて具体的なことは思い出せないんだけど、「あ、これが俗に言う犬系彼氏か。」と自分の中でふっと来たのを覚えています。


 なんつーか、しっぽ振ってる。私の隣にいるとき、いっつもニコニコで楽しそうで、完全にしっぽを振っています。

 彼は部活の後輩なんですけど、そもそも付き合う前から私は後輩全員が大好きで、「はー後輩可愛い食べちゃいたい」とか平気で後輩の前で言う狂気的な人間だったのですが、もう最近は彼に対してその感情が止まらない。いや、止めて。

 可愛いねえ、なんてずっと言ってます。そうかいそうかい。よかったねえ。私は誰と話しているんだ、恋人か? 時々自分でも不思議に思いますが、付き合った日の夜の散歩中に両腕を広げて

 「ん。」っていう彼。私は意図が分からず「ん?」と返すと、「こうしてください」と両腕を広げるように指示。

 その一瞬後に、彼は私に勢いよく抱き着いてきました。これまでかってくらい力強く抱きしめられて、びっくりしたし、いやさっきまでのあのよわよわ可愛い後輩はどこへいった、急にそんな、と焦りが来ました。急に、そんな男の子みたいなことして、え。

 あと、私は身長が低いので咄嗟に抱き着かれて上を向いてしまったので、首がすごい苦しくて「苦しい苦しい」という苦情しか言えませんでした。

 私の身体が反るくらい力強く抱きしめながら、「夢みたいです。ありがとうございます。よろしくお願いします。」って言うの。あ、これはもう可愛いわ。私は背中をさすりながら、「うん、よろしく。」と返しました。


 部内恋愛なので、自然にバレるまでは誰にも言わないつもり。まあ、付き合う前から「あの2人付き合ってんの?」と聞かれることがあったので、時間の問題でしょうが、まあしばらくは黙っています。

 だから部活中は普通にする。今まで通り、彼から私へのバレバレな愛はそのまま、それを華麗に受け流す私の図を作る。この間そういう状況になって、彼は普通にできるか不安がっていたけど、いつも通り私を舐め腐った態度をとってくれたので自然で100点でした。ぶっ飛ばす。


 大学生になって初めてできた好きな人。そう言っていた、大学3年生の恋人。私は大学4年生。大学で一緒に過ごせる時間、というか、一緒に部活を出来る時間、一緒にたくさん遊べる時間は限られてしまっているけど、残りの時間をいっぱい楽しもう。ね。

 ちゃんとしてなくてもいいから。私がちゃんとするからさ。

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