小学1,2年生のときの担任の先生 へ

小学1,2年生のときの担任の先生 へ

 こんにちは。お元気ですか。

 先日は、素敵な年賀状をありがとうございます。小学生の頃は何十枚も書いていた年賀状ですが、現代社会に適応していくうちにその枚数は減っていき、数年前からは毎年たった3枚になってしまいました。その内の1枚が、先生へ書いているものです。
 先生とは年に一度だけのやり取りですが、新年の楽しみの大部分を占めるものでもあります。どうか今後とも、よろしくお願いいたします。

 先生は、私の人生において最初の「担任の先生」です。これはずっと変わりません。そして先生は、私の人生において最初の「恩師」でもあります。
 昔から、「はのとは担任の先生に恵まれているよね」と言われてきました。その先駆けが、先生なのです。

 入学してすぐ、私は持ち前の積極性ですぐにクラスになじむことが出来ました。そんな私の個性を汲んでくださってか、私は常にクラスの中心にいることが多くなっていました。それは、先生の働きかけがあってこそです。小学校一年生というのは、人格形成においてとても重要な時期だと思います。そんな時期に、先生によって個性の伸長をすることが出来た私は、その後の状学校生活では、常にリーダーシップを発揮する場に身を置いていました。先生が確立して下さった個性です。本当に感謝しています。

 毎年の年賀状では数行しか思いを綴れなかったので、手紙の効果をひしひしと感じています。もう少しお付き合いください。

 1年生、2年生と担任を持って下さり、私の中の教師、大人というものがすべて先生のイメージになっていました。2年間でしたが、人として大切なことを沢山教わり、それは今でも私を形成してくれています。当たり前のことを、例えば、人には親切にすること、困っている人は助けること、ありがとうやごめんなさいをきちんと伝えること、そんなことを、先生は教えてくださいました。
 人として当たり前のことですが、大人になり、そんな当たり前のことが出来ない人がいかに多いか知りました。コロナ禍において、それはより顕著に表れているように感じます。私は、先生が教えてくださったこと、先生が私の軸に添えて下さった大切なものたちを、これからも私の軸として大切に守っていきたいです。

 5年生では、学級委員に選出されました。自分がやりたいだけではなれないもの、他者から認められて初めて担うことが出来る立場に選ばれたことで、私は初めて、責任感というものを強く意識するようになりました。
 そして翌年、再び学級委員になるものの、学級委員長になることは出来ませんでした。私は初めて、悔しさを学びました。それと同時に、人を認めるということも学びました。学級委員長になったその子は、私よりも大変な役割を担うことになるでしょう。そんな彼女を労わる気持ちを学びました。先生が軸に添えて下さったもののおかげで、私は積極的に彼女を助けることが出来ました。そして、その働きは、認められました。

 今日の私の軸を、心を、根底を作ってくださったのは、紛れもなく先生です。人格形成の時期に先生の下で多くのことを学べたこと、私は本当に恵まれていると思います。ありがとうございます。

 先日二十歳を迎えました。先生と出会って、すでに14年が経っていると思うと、時間の儚さを感じます。先生が定年退職をなさって12年。まだまだ人生はこれからですね。先生も、私も。

 どうか旦那さんと仲良く、素敵な日々をお過ごしください。夢を叶え、成長した姿をお見せできる日を楽しみにしています。


2021年2月13日 はのと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?