2024年9月19、20日の金融政策決定会合
こんばんは。飯能高校探究部部長のギンです。
今回は、2024年9月19、20日の金融政策決定会合について話して行きたいと思います。
当面の金融政策運営について
短期金利
政策金利(無担保コールレートオーバーナイト物)の誘導目標は0.25%と据え置かれました。
前回の7月会合で利上げを行ったあと、8月5日に株価の大暴落が起こったため、日銀の内田副総裁が「金融資本市場が不安定な状況で、利上げをすることはない」との認識を示しました。
直近のボードメンバーの発言を見ると、まだ金融市場が不安定だという認識を示していたため、今回会合で政策金利を据え置いたことも納得です。
植田総裁の会見
特段衝撃的な内容はなかったと思いますが「金融資本市場、引き続き不安定な状況になる」「物価上振れリスクは相応に減少、海外経済の状況確認していく時間的余裕がある」と比較的ハト派的なスタンスだったと思います。
また、海外経済の状況を確認していくとあるように、特にアメリカ経済がソフトランディングになれと願っているような感じがしました。
市場の反応
株価
正午ごろに声明文(当面の金融政策運営について)が発表されるも日経平均株価はほぼ動きませんでした。
しかし、15時30分から植田総裁の会見が始まりハト派的なスタンスが伝わると大きく上昇しました。
為替レート
ドル円の動きをみると声明文(当面の金融政策運営について)が発表される前に若干、円高に行きましたが声明文が発表されるも円高方向の動きは止まったもののほぼ無風でした。
15時30分から植田総裁の会見が始まりハト派的なスタンスが伝わると、円は大きく売られ、2円ほど円安方向に動きました。
国債金利
新発10年物国債金利をみると15時30分に植田総裁の会見が始めると0.033%ほど下落しました。
まとめ
今回は、2024年9月19、20日の金融政策決定会合について話しました。
会見の植田総裁の様子をみると前回の会見でタカ派的なスタンスを取りすぎて失敗したこともあってかソワソワしている感じがあったなと思いました。
これからも経済、物価、金融情勢について話していきたいと思います。
〜顧問のつぶやき〜
ギンがいつものように金融政策について述べてくれました。
ギンはある大学の高大連携の経済の授業(前期)を受講し、成績もSだったとのこと。
最近読んでいる本もかなりの金融経済の専門書です。どんどん突き進んでいます。尖ったものはどんどん尖って欲しい。
部長としても頼もしい限りです!
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