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青白xコントロールの可能性「Brokers Charm is Broken?(斡旋屋一家の魔除けは壊れカード?)」

自身のプレイングの改善やデッキ構築のヒントを探していると、とてもチャーミングな動画タイトルを見つけた。


「Brokers Charm is BROKEN!」

それはイタリアの有名マジックプレイヤー、アンドレア・メングッチ氏の動画だった。

ブローカーズ・チャーム?「確かニューカペナの斡旋屋一家の魔除けだったっけ」
ニューカペナの魔除けサイクルのカードテキストはどうもピンと来ない。



魔除けサイクルだけに斡旋屋一家の魔除けも、もちろん伝統の3つのモードから1つ選べるインスタント。

1つ目のモードは自分のクリーチャーを強化して相手のクリーチャーかPWにパワー分のダメージを与える緑らしい除去効果。
コントロールデッキでこれを使うチャンスは限られそう。

2つ目のモードはエンチャントを1つ破壊できる白らしい効果。
この色拘束かつ3マナはコスパは悪いけど・・・。

3つ目のモードはカードを2枚引く青らしい効果。

「インスタント3マナでカードを2枚引ける?これって・・・大魔導師の魔除けのモードと同じじゃないか!」


大魔導師の魔除けはモダンホライゾンで登場した青青青のトリプルシンボルのインスタント呪文。

このカードが登場する以前は同じく青のトリプリシンボルと不特定マナ1の計4マナの謎めいた命令が青白コントロールに採用されていた。しかし環境が早くなったせいなのか次第に4ターン目まで唱えられない謎めいた命令は使われなくなり、最近のリストは大魔導師の魔除けが4枚標準搭載されている。

大魔導師の魔除けには、打ち消し、2ドロー、1マナのパーマネントのコントロール奪取の3つのモードがある。

打ち消しがメインと思っている時期があったけど、使い出すとドロー、打ち消し、コントロール奪取の順で使っている気がする。

打ち消しは1対1交換になるだけだし、コントロール奪取は状況が限られるから「余程不利状況でないことや打ち消し以外でどうとでもなる状況なら2ドローで使っとけばいい」そういった認識で使っていける青白コントロールの潤滑油的なカードだと思う。


そんな大魔導師の魔除けの2ドローモードと同じことができる斡旋屋一家の魔除け。
Mtgには同じカードが8枚あればコンセプトになるという格言もあるし、似たようなカードを増やすことができればデッキの回りの安定感も上がるかもしれない。



メングッチ氏の回していたバントコントロールと一般的な青白コントロールの違いは、斡旋屋一家の魔除けをメインに2枚採用の他には以下となる。

・緑マナを出しやすいマナ基板。
力線の束縛を使用することから5色出るのは基本だけど、2枚の繁殖池、ケトリアのトライオーム、スパーラの本部と緑マナを出しやすくなっている。

これだけ緑マナが出れば、斡旋屋一家の魔除けはメインに2枚だけど、不自由なく使える。


・サイドに忍耐4枚
豊富な緑マナ基板のお陰で緑のダブルシンボルも簡単に出せる。3マナ・瞬速・到達・場に出た時に墓地をデッキに戻せる3/4というモリモリな能力とスタッツを持つ最強生物忍耐。


忍耐を使うことで、置物の安らかな眠りを採用しなくても墓地利用を睨むことができる。また構えながら動くというコントロールにとって瞬速でクリーチャーを展開できることはありがたい。孤独や緻密も瞬速だけど5マナと4マナなため、3マナで出せて稲妻に耐性のある忍耐は早い段階で繰り出せる頼りになるクロックとなりそうだ。

相棒の孤児護り、カヒーラも場に出せば4/5にもなるため、遅いデッキへのプレッシャーになると思う。


・サイドに天啓の光2枚
このカードも緑マナが安定して出せることで採用できるカードだと思う。エンチャントしか破壊はできないけど、緑1マナでフラッシュバックすることができる。


斡旋屋一家の魔除けでメインからエンチャントを割れるから「そんなにエンチャント破壊いる?」とも思う。だけど、この1枚でウルザの物語を2枚割ることができるし、相手の力線の束縛で追放されたカードを戻すことができる。イリーシア木立のドライアドや全てが強い鏡割りの寓話も割れる。

「あれ?案外モダンってエンチャント使われているな」採用枚数は自分で回してみて要調整だ。すでに2枚じゃなくて1枚採用となっているデッキもあるし。


・サイドに夏の帷1枚
夏の帷はもう説明不要。緑を使っているなら使わないのは緑という色への冒涜かも?


斡旋屋一家の魔除けが動画タイトル通りブローカーズチャーム・イズ・ブロークン!(斡旋屋一家の魔除けはぶっ壊れ!)ということはないと思う。

動画やコメントでメングッチ氏もClick baitつまり釣りタイトルと言っている。だけど斡旋屋一家の魔除けはネタカードではないし、サイドに忍耐を採用することは凄く気に入ったので忍耐を揃えて大会に参加してみよう。



寒気による大会0回戦負けを回避できたらね・・・。



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