僕がズル賢いってこと有吉さんにはバレてる

ここまでうまくやって来てたのに。ここ最近の違和感がすごい。

ジャニーズJr.全盛期と呼ばれていた頃、わたしは思春期全盛期で、ご多分にもれずジャニーズに夢中だった。
風間は世間の認知度こそ低かったかもしれないが、ヲタクの中ではそれなりに人気があったし、わたしも好意的に見ていた。

そんな彼が15.6年ぐらい前から生田斗真と共に注目され始めた。

生田と同じくジャニーズでありながら歌わないし踊らない、ジャニーズの新商品。
何より彼は結婚して子どもがいる。

ジャニタレ一番のネック『結婚』を注目される前に済ませた風間。
『人気者が結婚』する訳でなく、『良いと思ったら結婚してた』パターンなので今さら世間は嫁と子供を詮索しない。
ダントツで煩わしい事が免除された。

顔立ちがプレーンな分、同じ棚に陳列されてる濃い味の生田より使い勝手は良く、ドラマや映画に起用されやすい。
塩とステーキ専用ソースがあれば塩を選ぶだろう。何が。

他にも彼は、同じJr.時代をあの『嵐』と過ごしているというおかずもあった。
当時のメンバーの裏話、今でも特に相葉と仲が良く、国民的アイドルの素の姿を知る風間はウケた。

生田の方が相葉松本二宮とユニットも当時組んでおり、こぼれ話は多い気はするがそこは塩。
塩は何にでも合うな〜って事で、バラエティにも進出。
ナレーションの仕事で滑舌を鍛えた風間はzipの司会も決まった。

売れたと思う。よくがんばった。

昔から知っていたので好意的に見ていた。

しかしここ最近の風間は たが が外れたのか、変にギアを上げたのか

「僕がズル賢いってこと、有吉さんにはバレてるんすよ」と言い放った。

なんだそれは。

恥ずかしくないのか。わたしは恥ずかしい。聞いてられない。

『有吉桜井の夜会』での台詞だが、これを口にした回で風間が面白かった、目立ったシーンは見当たらなかった。
「歌って踊らないのにジャニーズ所属。これは僕にとってオイシイ」と考えている事が、ズル賢いと思っているらしい。

風間はスムーズに話せるのにおもしろくないという摩訶不思議な話術。
風間の話ってなんか聞けない。

風間がよくやる芸人風は、今時珍しいくらいおもしろくない。
いかにも「目の付け所が違うでしょ」とドヤって出すエピソードトークはどれも薄い。
「一周まわって」とか言ってっけど、全然まわってない。普通におもしろくないやつだ。
どれもこれも、周りの芸人やタレントが何とかおもしろくしてくれている。

最近推してるディズニーランドマニアというキャラも、言うほどお茶の間には浸透してないし、その話自体、聞けてないと思う。

ここ最近の上すべりから見ても、どの辺がズル賢いと言うのか。そう思うのは本人の自由だが、それを口にするのはすごい事だ。

ズル賢い人間ってのは、ズル賢い自覚は無いと思っていた。例えあったとしても決して自ら口にはしないのではないか。

風間、あんたは違うだろ。

でも風間は売れている。なぜテレビは風間をそこまで盛り上げる。
やっぱりジャニーズが曲者なのか、世間が風間を好いているのか。
早い段階で結婚を免除され、売れてからもバラエティにあれこれ免除されている風間。

なるほど。
風間は本当にズル賢いのかもしれない。かく言うわたしもずっと風間に注目してしまっている。

でも『風間はズル賢い』って『世界のワタベ』と同じくらいの違和感あるけど。